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W杯男子ファールンLH戦 ラニセクが優勝 小林6位

作成: 26.11.2025 17:42 / hn

11月26日(水)、ワールドカップ男子ファールン大会(スウェーデン)で、ラージヒル個人戦が開催され、スロベニアのアンツェ・ラニセクが優勝した。

ラニセクはわずか3点差ながらも、オーストリアのシュテファン・エンバッハーを2位に抑えた。

3位は同じくスロベニアのドーメン・プレウツだった。

 

今日の勝利でラニセクは、ワールドカップ総合首位の黄色いゼッケンをクラフトから引き継いだ。

今シーズンが始まって個人戦が4試合開催されたが、ワールドカップ(W杯)総合首位の黄色いゼッケンは既にダニエル・チョフェーニック(オーストリア)、小林陵侑シュテファン・クラフト(オーストリア)、そしてアンツェ・ラニセクと、4人の手に渡っている。


11月26日(水)、ファールン・ラージヒル戦での勝利でアンツェ・ラニセク(スロベニア)が総合得点256ポイントとなり、首位に浮上した。

総合2位・3位にはオーストリアのシュテファン・クラフト(234ポイント)とダニエル・チョフェーニック(226ポイント)が続いている。

小林陵侑は現在221ポイントで総合4位となっている。


ラニセクは、「今日の試合の最後はなかなか厳しかった。それでも自分は落ち着いて集中力を切らさずにファイナルラウンドに臨むことができた。それが今日の結果の決め手になったと思う。(総合リーダーの)黄色いゼッケンをプレッシャーには感じていないし、何かが変わるとも思っていない。これからもとにかく今までと同じように集中して臨んでいくしかない。(次の大会が開催される)ルカのジャンプ台ももちろん楽しみだけど、北極圏のあの地域そのものが魅力的だからとても楽しみにしている」と、話した。

ジュニア世界選手権を制したこともあるオーストリアの19歳、シュテファン・エンバッハーは、今日2位入賞を果たして自己最高成績を収めた。前日のファールン・ノーマルヒル戦でも4位となって好調さを見せていた。


エンバッハーは、「今日は本当にスゴかった。初めての表彰台入りはとにかく特別なもの。1本目の時点では昨日と同じシチュエーションだった。ファイナルランドには自信を持って臨むことができて、とても良いジャンプを決められた」と、インタビューに答えた。


エンバッハーのジャンプ後、距離測定システムの不具合でエンバッハーの順位が不明となり、一時混乱が生じた。

しかし、今日最も注目を浴びた選手は間違いなく3位になったドーメン・プレウツ(スロベニア)だった。

早朝に行われた練習の際に134mまでジャンプを伸ばした後に大転倒したプレウツは、顔に傷を負ったものの全く動じた様子もなく、「着地に移るの少しが遅かったのかも」と話した。
プレウツは試合で3位入賞を決めた後に、「ああいう転倒をした後は当然影響を受けるものだけど、幸いなことに僕は今とっても好調。今日の午後は少し体調が優れなかったかったけど、それでも集中力を保って良いジャンプを2本揃えることができた」と語った。


4位・5位、そして7位には更ならるオーストリア勢ダニエル・チョフェーニックヤン・ホアルマヌエル・フェットナーの3人が続き好成績を収めた。シュテファン・クラフトは今日は9位に終わった。

 

日本の小林陵侑は6位、二階堂蓮は8位でトップテン入りを果たした。

Domen Prevc

 

スイス勢のトップグレゴア・デシュヴァンデンは10位だった。

ヘッドコーチシュテファン・ホルンガッハーが率いるドイツチームはトップテン入りは遂げられなかったものの、11位にフィリップ・ライムンド、12位にフェリックス・ホフマン、 14位にピウス・パシュケが入り健闘した。

しかし、アンドレス・ヴェリンガーカール・ガイガーの二人は、不調だったリレハンメル開幕戦に続き、今日も40位と41位で期待には程遠い結果に終わった。

Stephan Embacher

 


男子W杯は、早くも11月28日(金)にフィンランドのルカに舞台を移し、公式練習・予選へと続く。

29日(土)と30日(日)にはそれぞれラージヒル個人戦が開催される予定だ。

 


W杯男子ファールン・ラージヒル個人戦:リザルト(2025年11月26日)

順位 ビブ 名前 飛距離 1 飛距離 2 合計
1. 46 Lanisek, Anze 129.0 128.5 262.9
2. 42 Embacher, Stephan 128.5 129.0 259.9
3. 45 Prevc, Domen 129.0 129.0 258.7
4. 48 Tschofenig, Daniel 127.0 129.0 256.6
5. 47 Hoerl, Jan 125.0 126.5 252.2
6. 49 小林陵侑 127.5 127.5 249.9
7. 40 Fettner, Manuel 128.0 123.5 249.2
8. 41 二階堂蓮 130.0 124.5 249.1
9. 50 Kraft, Stefan 133.0 119.0 243.0
10. 32 Deschwanden, Gregor 128.0 125.5 239.6
11. 44 Raimund, Philipp 125.5 125.5 239.0
12. 43 Hoffmann, Felix 128.5 121.0 237.7
13. 24 Sundal, Kristoffer Eriksen 124.5 124.5 235.1
14. 27 Paschke, Pius 121.0 123.0 234.5
15. 34 Tomasiak, Kacper 121.0 124.5 234.3
16. 38 Stoch, Kamil 122.5 125.5 233.8
17. 36 中村直幹 124.5 122.5 231.5
18. 37 Lindvik, Marius 125.5 122.0 229.4
19. 30 Foubert, Valentin 122.0 124.0 228.2
20. 20 Forfang, Johann Andre 121.0 121.5 228.0
21. 22 Oblak, Rok 123.0 120.0 226.4
22. 13 内藤智文 122.0 122.5 226.1
23. 26 Colby, Jason 117.5 122.0 223.5
24. 39 Zografski, Vladimir 120.0 121.5 222.0
25. 33 Ortner, Maximilian 120.0 122.0 221.1
26. 35 Aigro, Artti 121.5 120.5 218.9
27. 15 佐藤幸椰 119.5 121.5 218.0
28. 29 Kubacki, Dawid 119.0 120.5 217.4
29. 25 Zyla, Piotr 119.0 121.5 216.6
30. 3 Bickner, Kevin 122.5 119.0 214.8
31. 19 Wasek, Pawel 118.5   109.3
32. 2 Hauswirth, Sandro 118.5   108.5
33. 28 小林朔太郎 117.5   107.6
34. 18 Granerud, Halvor Egner 117.5   107.5
35. 10 Trunz, Felix 121.5   107.1
36. 7 Ammann, Simon 118.5   106.6
37. 31 Aalto, Antti 119.0   106.2
38. 17 Urlaub, Andrew 117.0   104.1
39. 11 Kos, Lovro 119.5   102.9
40. 23 Wellinger, Andreas 115.5   100.6
41. 21 Geiger, Karl 115.0   100.3
42. 5 Kalinichenko, Vitaliy 114.0   99.8
43. 8 Koudelka, Roman 117.5   99.2
44. 4 Obersteiner, Louis 114.0   97.4
45. 12 Kapustik, Hektor 113.5   95.7
46. 16 Oestvold, Benjamin 112.5   94.6
47. 1 Mizernykh, Ilya 109.5   93.2
48. 14 Kesseli, Juri 111.0   92.4
49. 9 Boyd-Clowes, Mackenzie 113.0   90.6
50. 6 Vassilyev, Danil 105.0   82.7



※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

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27.11.2025 01:20

統計

最長不倒
133.0m
Kraft, Stefan (AUT)
最短ジャンプ
105.0m
Vassilyev, Danil (KAZ)
平均飛距離
120.5m
K点越えジャンプ
68.8%
ネーション数
17
トップ10のネーション数
4
トップ30のベストネーション
6
Österreich
Lanisek, Anze
30.03.25
Planica
Slowenien
17.08.25
Prevc, Nika (SLO) Wisla