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W杯女子スキージャンプ リレハンメルで開幕!

作成: 28.11.2018 08:18 / hn

ワールドカップ男子スキージャンプは既に2週間前、ポーランド・ヴィスワで開幕し、フィンランド・ルカ大会も行なわれたが、今週末には女子ジャンプのシーズンも開幕となる。ワールドカップ女子リレハンメル大会(ノルウェー)では、3試合が行なわれる予定となっている。

今季の女子ジャンプは、14箇所の会場で、個人戦25試合、団体イベント2試合が組まれており、それに加えてFIS(国際スキー連盟)ノルディックスキー世界選手権がオーストリア・ゼーフェルドで開催される予定となっている(2019年2月19日〜3月3日)。選手たちにとっては盛り沢山の長いシーズンになりそうだ。
W杯女子ジャンプ大会予定>>

再びリレハンメルでシーズン開幕
1994年にオリンピックが開催されたリレハンメルの2つのジャンプ台(ヒルサイズ98mと140)で今シーズンの開幕戦が予定されている。
既に数々のナショナルチームがリレハンメルでトレーニングを始めている。その中で、11月27日のトレーニング中に、オーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツが転倒したという知らせが入った。イラシュコ=シュトルツはそのトレーニングの最後ジャンプの着地の際に頭から転倒し、鼻に負傷したとのことだ。

ここ数日の氷点下の気温でジャンプ台の整備は順調だ。リレハンメルでは、ノーマルヒル(HS98m)で2試合、ラージヒル(HS140m)で1試合、合計3試合が予定されている。

11月30日(金)17:30(日本時間 翌1:30)ノーマルヒル個人戦、HS98
12月1日(土) 17:15(日本時間 翌1:15)ノーマルヒル個人戦、HS98
12月2日(日) 12:45(日本時間20:45) ラージヒル個人戦、HS140 12:45

リレハンメル大会詳細:
W杯女子リレハンメル大会プログラム >>

2018年サマーグランプリでは日本の高梨沙羅が、スロベニアのエマ・クリネッチに差をつけて優勝を収めたが、今冬の開幕にあたって誰がどう出てくるのかが注目される。
2018年サマーグランプリ総合成績


今季W杯の優勝候補
マーレン・ルンビュ(ノルウェー)
昨冬のW杯総合勝者であり、オリンピック金メダリストでもある。ルンビュは今シーズンも優勝最有力候補とみられている。ノルウェーのスーパースターだ。

マーレン・ルンビュのこれまでの成績 >>

カタリーナ・アルトハウス(ドイツ)
アルトハウスは昨シーズンのW杯総合2位で、3位の高梨沙羅に12ポイントの差をつけていた。2017年12月には、リレハンメルで理想的なスタートを切った。2勝と1回2位入賞で最高300ポイントのうちの280ポイントを獲得してW杯総合首位としてリレハンメルを後にした。
カタリーナ・アルトハウスのこれまでの成績 >>

高梨沙羅(日本)
高梨は既にW杯総合優勝を4回飾っている。22歳の高梨は、昨季はW杯総合3位に終わった。高梨はいつでも、どこにいっても優勝有力候補として1番に名が上がる。
高梨沙羅のこれまでの成績 >>

伊藤有希(日本)
24歳の伊藤は、ここ数年来世界トップクラスのジャンプを見せている。伊藤は2016/17年にW杯総合2位、2013/14年にはW杯3位になっている。これまでは、チームメイトの高梨沙羅が前にいて、なかなか頂上に届かないでいた。
伊藤有希のこれまでの成績 >>

エマ・クリネッチ(スロベニア)

20歳のクリネッチは、数年にわたって優秀な成長株と言われている。まだW杯優勝は収めていないが、この冬、全てが揃えばトップにつくチャンスがある。
エマ・クリネッチのこれまでの成績 >>

その他の選手:
W杯の個々の試合で優勝が期待される選手はもちろん他にもいる。
今週リレハンメルで転倒してしまったが、例えばダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)がいる。イラシュコは2015/16にW杯総合優勝しており、2017/18シーズンは膝の負傷のため1月になってやっと復帰した。
2014年ソチ五輪の金メダリストで昨季の総合6位、カリーナ・フォクト(独)も上位に入ってくる可能性がある。
ロシアのイリーナ・アヴァクモヴァは昨シーズン総合5位だったが、今季1年は休養することになっている。

 

いずれにせよ、これから始まるジャンプ女子のシーズンが全てのファンにとって面白いものになるのは確実だ。

Katharina Althaus

 

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