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W杯フライング男子プラニツァ大会:注目データ

作成: 20.03.2018 18:12 / sk

 

スキーフライングでダントツのノルウェー勢

今週末(3/23と25)スロベニア・プラニツァで行なわれる今季最後の個人戦2試合を前にして、スキーフライング・ワールドカップ(W杯)総合成績では、アンドレアス・スティエルネン(180ポイント)、ロバート・ヨハンソン(150ポイント)、ダニエル=アンドレ・タンデ(140ポイント)のノルウェー勢3人がトップ3に並んでいる。

スキーフライングの団体戦でも、今のノルウェーを負かすのは至難の業だ。ノルウェーチームは、最近行なわれたスキーフライング団体戦で4連勝を飾っており、W杯通算7勝で最多優勝記録を保持している。プラニツァで最近行なわれたスキーフライング団体戦2試合でもノルウェーが優勝した。

ノルウェーのジャンパーがスキーフライングを得意としているのは有名だが、これまでにスキーフライングW杯総合で優勝したノルウェー人ジャンパーはまだ皆無だ。このカテゴリーでこれまでのノルウェー勢の最高成績は、エスペン・ブレーデセン(1994年に2位)、 トミー・インゲブリクトセン(2000年に3位)、アンドレアス・スティエルネン(2013年に3位)、ヨハン=アンドレ・フォアファング(2016年に3位)が収めた。

今シーズン、W杯最初のスキーフライング個人戦2試合では、アンドレアス・スティエルネン(バート・ミッテルンドルフ戦)とロバート・ヨハンソン(ヴィケルスン戦)が優勝した。この2試合で表彰台に上がった6人のうち5人までがノルウェーの選手だった。
スキーフライング世界選手権でも、金メダルはノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデが獲得した。

 

既にW杯総合Vを決めたシュトッホ

カミル・シュトッホ(ポーランド)は、先週末のノルウェー・ヴィケルスン大会で、2013/14シーズン以来2度目となるW杯総合優勝を早くも決めた。

シュトッホは、W杯通算29勝を祝っているが、そのうちの2勝だけがスキーフライング戦で挙げたものだ。

 

ポーランドはこの冬、団体戦で表彰台に6回上がっており、好成績を収めている。ヘッドコーチのシュテファン・ホルンガッハー率いるポーランドチームは、昨年のプラニツァ戦では3位だった。スロベニアのこの巨大フライングヒルでポーランドチームが優勝したことはまだ無い。


オーストリアチームにとっては厳しい展開となっている今シーズンだが、世界記録保持者のシュテファン・クラフトは終盤にきて復調を見せている。

クラフトは最近のW杯スキーフライング7試合のうち4勝を挙げている。そのうちの2勝は昨年のプラニツァ戦で収めた。

 

ドーメン・プレウツ(スロベニア)は3月18日(日)のヴィケルスン戦で4位となり、惜しくも表彰台入りを逃した。もしドーメン・プレウツが今週末に優勝できれば、兄のペーター・プレウツ(3勝)、ユーリ・テペシュ(2勝)、ロベルト・クラニエツ(2勝)に続いてホームで優勝を飾る4人目のスロベニア人選手となる。


シモン・アマン(スイス)は、1月のバート・ミッテルンドルフ戦で3年弱ぶりのW杯表彰台入りを果たした。
シモン・アマン(14回)より多くスキーフライングW杯で表彰台に上がっているのは、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア、19回)、ロベルト・クラニエツ(スロベニア、17回)、アダム・マリシュ(ポーランド、15回)の3人だけだ。


ベテランの葛西紀明は、これまでにW杯スキーフライング戦で3勝を挙げている。そのうちの2勝は前世紀に収めた(1992年のハラコフ戦と1999年のバート・ミッテルンドルフ戦)。

 

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