01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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スーパースター、カミル・シュトッホ
今季ジャンプ週間で全4戦を制覇して総合優勝を飾ったポーランドのカミル・シュトッホは、今冬最初のスキーフライング戦となるバート・ミッテルンドルフ大会(オーストリア)でも優勝有力候補と見られている。
シュトッホは、今シーズンに入ってジャンプ週間が始まるまではワールドカップ(W杯)の試合で優勝はしていなかった。
ここ2年のジャンプ週間総合覇者は、その直後に行なわれたW杯で優勝した。
2016年はペーター・プレウツ(スロベニア)がドイツ・ヴィリンゲン大会で勝ち、昨冬はカミル・シュトッホがジャンプ週間総合優勝を決めた直後になんと3連勝(ヴィスワ戦とザコパネ戦)を収めた。
カミル・シュトッホは、スキーフライング戦でこれまでに、2011年のスロベニア・プラニッツァ戦と2017年3月のノルウェー・ヴィケルスン戦で優勝した。
スキーフライングを得意とするクラフト
今季まだ調子が出ないオーストリアのシュテファン・クラフトにとっては、いかにしてこれまでのような好成績に戻っていくかが課題となる。
昨シーズン、クラフトはスキーフライング戦全5試合のうちの4試合で優勝し、その甲斐もあってW杯総合優勝へとたどり着いた。
プラニツァで行なわれた昨冬最後のスキーフライング2戦でもクラフトは優勝した。もし今回バート・ミッテルンドルフのクルムジャンプ台での第1戦でも優勝できれば、スキーフライング戦3連勝となる。
最近でこれを果たしたのはペーター・プレウツ(スロベニア、2016年)だった。
シュテファン・クラフトは2017年ヴィケルスン戦で出した253.5mで、スキーフライング世界記録を保持している。
開催国オーストリア、挽回の地となるか
今季これまでのところ、オーストリアの選手はまだ一人もW杯優勝を果たしていない。
最近でオーストリア人選手が、自国のバート・ミッテルンドルフで優勝を祝ったのは、2010年1月10日にグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)が優勝した時だ
前回のバート・ミッテルンドルフ戦で優勝したのはセヴェリン・フロインド(独)だった。
フロインドは今回は怪我のため欠場となるが、2015年には優勝し、当時シュテファン・クラフトが2位、ユーリ・テペシュ(スロベニア)が3位だった。
クルムジャンプ台で一番多く優勝を飾っているのは3勝のグレゴア・シュリレンツァウアーだ。
葛西とヴェリンガー
ベテランの葛西紀明(日本)とアンドレアス・ヴェリンガー(独)も特にスキーフライング戦を得意としている。
葛西紀明が最近表彰台入りした4戦のうち3試合はスキーフライング戦だった。
アンドレアス・ヴェリンガーは昨冬にスキーフライングの実力を見せつけ、スキーフライング4試合で2位についた(いつも優勝はシュテファン・クラフトだった)。
ノルウェー
フリーガータイプと言われるノルウェーの選手がスキーフライング戦で優勝したのは、意外なことに、ずい分前のことになる。
2012年1月15日にバート・ミッテルンドルフでアンダース・バルダルが優勝して以来、ノルウェー勢は優勝していない。
昨冬は5試合あったスキーフライング戦で、ノルウェーからは誰も表彰台に上がれなかった。
スキーフライング戦で最後にノルウェーの選手が表彰台入りを果たしたのは、2016年3月20日のプラニツァ戦でヨハン=アンドレ・フォアファングが3位に入った時だった。