01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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オーストリアのシュテファン・クラフトが引き続き好調だ。
ポーランドのスキージャンプのメッカ、ザコパネで1月21日(日)にワールドカップ個人戦が開催され、クラフトが優勝した。それによりオーストリアチームがポーランドツアー総合優勝を決めた。更にクラフトは、通算109回目のW杯表彰台入りという素晴らしい新記録を打ち立てた。
今週末のザコパネ大会はシュテファン・クラフト一色だったと言って良い。前日の団体戦ではオーストリアチームとして勝利を飾り、今日の個人戦ではアンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)とアンツェ・ラニセク(スロベニア)を抑えて優勝し、その上オーストリアチームを今季初開催の「ポーランドツアー」総合優勝へと導き、5万ユーロの賞金まで上乗せした形だ。
シュテファン・クラフトは、「109回目を簡単に達成したって、多くの人に言われたけど、そんなことはなくて、やっぱりちょっと緊張していた。その緊張にも関わらず、本当に良いジャンプを2本決めることができた。(スキージャンプ・ワールドカップ表彰台数ランキングの)リストの一番上に単独でつけたことはとても特別なことで、すごく素晴らしいこと。何年間にもわたってコンスタントに、これほどの表彰台入りを果たせたことは信じがたいこと。簡単には言葉に表せない」と、感動を伝えた。
今日の結果でクラフトは、スキージャンプレジェンドヤンネ・アホネン(フィンランド)が持っていた記録を更新した。既に引退しているアホネンは、その経歴の中で表彰台入りを108回達成し、優勝したのはそのうち36回だった。
クラフトは今日の勝利でワールドカップ(W杯)通算37勝となり、勝利数でもアホネンを超えたことになる。
アンドレアス・ヴェリンガーは2位入賞を喜び、「今日はこれで良かった。会場の盛り上がりはいつも通りスゴかったし、このジャンプ台が好き。(1回目の6位から)2回目で順位を上げることができて、とても満足している。ポーランドツアーは面白いフォーマットだと思う。シュチルク戦が中止になってしまったのは残念だったけど、それでもこの連戦ツアーは面白かったし、1週間のうちに3つのジャンプ台を巡るから、毎回改めて調整が必要という大変さもある。そして、これからはクルムでのスキーフライング世界選手権に向けて準備をしなくては。今はスキーフライング大会をものすごく楽しみにしている。最高のイベントの一つ」と、来週末バート・ミッテルンドルフ(オーストリア)で開催される世界選手権への意欲を示した。
今日、クラフトとヴェリンガーに続く3位となったのは、今季好調のアンツェ・ラニセク(スロベニア)だった。
オーストリアチームはクラフトの他にも、ミヒャエル・ハイボックが4位、ヤン・ホアルが6位、マヌエル・フェットナーが7位と好成績となり、来週末のスキーフライング世界選手権に優勝候補として参戦することになる。
日本の小林陵侑は5位だった。
8位・9位にはノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングとロヴロ・コスが並び、二階堂蓮は10位でトップテン入りとなった。
開催国ポーランドのアレクサンダー・ツニショルは、1回目では4位につけていたが最終的に11位となり、12位にチームメイトのダヴィド・クバツキが続いた。
W杯総合成績ではシュテファン・クラフト(1,089ポイント)が引き続き首位、2位がアンドレアス・ヴェリンガー(837ポイント)、3位が小林陵侑(736ポイント)となっている。
1月25日(木)から次の会場となるのは、オーストリア、シュタイアマルク州バート・ミッテルンドルフのクルム・フライングヒルだ。
クルムにて25日(木)から28日(日)の期間、スキーフライング世界選手権が開催される。
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は-8時間です。