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蔵王での風のコンディションの対処は、選手たちも組織委員会も楽なものではなかった。ときおり強風が吹くなど刻一刻と風のコンディションが変化し、金曜日の公式トレーニングはキャンセルとなり、さらにジュリーは土曜日に予定されていた個人戦を日曜日に順延せざるを得なかった。このため、日曜日一日で個人戦二戦が行われた。この二戦ともに優勝したのは、地元 日本の高梨沙羅。第一戦2位はジャクリン・サイフリーズベルガー (AUT)、3位カリーナ・フォクト (GER)。第二戦も2位はジャクリン・サイフリーズベルガー (AUT)、3位にはサラ・ヘンドリクソン (USA)が入った。
COCはアメリカに舞台を移し、今週末ミシガン州アイアンマウンテンで3戦が行われる。パインマウンテンでの第1戦はフレデリック・ビェルキーゲンが優勝した。
9日の蔵王大会は公式トレーニングとトライアルラウンドが予定通り行われたが、強風のため競技中止を余儀なくされた。
ドイツのリヒャルト・フライタークが、日曜日のW杯ヴィリンゲン大会で予選トップとなった。地元ヒーローのフライタークは、130mを飛んで107ポイント。予選2位はスロベニアのピーター・プレビッチ130.5m/104.9ポイント、日本の伊東大貴が133m/104.5ポイントで3位につけた。
先週末ハラコフでのフライングW杯に出場していなかったアンダース・バルダル、トム・ヒルデ、アンダース・ヤコブセンのノルウェー勢トップ3人が、W杯に戻ってくる。
チェコのスキージャンプ選手ヤン・マトゥラがW杯デビューしたのは2002年。しかしW杯初勝利を祝ったのは今季の札幌大会で、デビューから11年が経過していた。そんな彼が、チェコ共和国のスキージャンプ事情について、土曜日朝ハラコフで話してくれた。
W杯通算47勝目を祝った5時間後、グレゴア・シュリーレンツァウアーは48勝目をあげて記録をさらに更新した。23歳のシュリーレンツァウアーのジャンプは、現在絶好調だ。
グレゴア・シュリーレンツァウアーは、この日ハラコフでスポーツレジェンドの一人となった。ツェルタックジャンプ台で行われたフライングW杯で、シュリーレンツァウアーは193.5mと211m (421.7ポイント)を飛んで、W杯通算47勝目をあげ、マッティ・ニッカネンの46勝を抜いて記録を更新して歴代トップに立った。僅差の戦いの中、スロベニアのロベルト・クラニエツ(197m/204m; 421.4ポイント)にわずか0.3ポイント差での優勝だった。3位は地元ヒーローのヤン・マトゥラ(206m/183.5m; 389.1ポイント)が入った。
札幌大会二戦目で、日本での女子W杯最初の週末は幕を閉じた。その表彰台の頂点に立ったのは、前日2位となったオーストリアのジャクリン・サイフリーズベルガー。2位はノルウェーのアネッテ・サーゲン、アメリカのサラ・ヘンドリクソンが3位となった。
2日土曜日に予定されていたハラコフでのフライングW杯1日目は、悪天候のためキャンセルとなった。
リベレッツのジュニア世界選手権を終えて、女子W杯は日本へと舞台を移した。札幌で2戦行われる個人戦の初戦を制したのは、フランスのコリーヌ・マテル。オーストリアのジャクリン・サイフリーズベルガー、ノルウェーのアネッテ・サーゲンを抑えての勝利だった。
昨年のフライング世界選手権ビケルスンド大会チャンピオンであるスロベニアのロベルト・クラニエッチはここでのフライングW杯2日目に231.5mと230m(416.5ポイント)でドイツのミヒャエル・ノイマイアーとグレゴア・シュリーレンツァウアーをおさえて優勝し、通算5勝目、今季初優勝を飾った。
世界ジュニアリベレッチ大会でスロベニアチームが女子団体戦優勝を決めた数時間後、天候不順のなか男子団体戦も行われ同じくしてポーランドとドイツをおさえスロベニアが頂点に立ち、アベック優勝を決めた。
ジュニア世界選手権の最後のプログラムで、またハイライトは男女の団体戦である。女子団体戦はスロベニアがフランスとドイツチームに圧勝した。
グレゴア・シュリーレンツァウアーはヴィカスンドのフライングヒルでマッティ・ニッカネンが持つW杯最多優勝数にならぶ46勝目をあげた。216.5mと240mのジャンプでシモン・アマンとロベルト・クラニエッチをおさえて優勝した。
ジュニア世界選手権リベレッチ大会、開会式から3日目にはジャンプ男女個人戦が行われた。日本の高梨はそのタイトルを防衛し、昨年に引き続き2連覇。イタリアのエヴェリン・インサム、スロベニアのカティア・ポズンがそれぞれ銀・銅メダルを獲得・