01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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12月7日(土)、スキージャンプ・ワールドカップ男子ニジニ・タギル大会(ロシア)で、佐藤幸椰がワールドカップ初優勝を飾り、大きな驚きをもたらした。佐藤は126.5mと132m(計251.6ポイント)で、ドイツのカール・ガイガー(130mと130m、計250.1ポイント)を2位に、オーストリアのフィリップ・アッシェンヴァルト(129mと129m、計249.4ポイント)を3位に抑えて勝利を掴んだ。
佐藤幸椰(24歳)のこれまでの自己最高成績は、昨冬ザコパネ戦の3位だった。今日の初勝利で、小柄な佐藤は大物リストに加わることになった。 佐藤に加え、小林陵侑が6位、伊東大貴が11位に入り、日本チームは好成績を収めた。
今日は 「COCヴィケルスン第1戦 日本勢が1位・2位」 というニュースもあり、日本にとって素晴らしい日となった。
カール・ガイガーが2位に入り、ドイツの新ヘッドコーチ、シュテファン・ホルンガッハーがやっと期待に応える結果を出すことができた。今日の成績でガイガーは、ワールドカップ(W杯)個人総合でも4位に浮上し、活躍に期待が高まる。
3位のフィリップ・アッシェンヴァルトは、今シーズンに入って既に2度目の表彰台入りを果たした。アッシェンヴァルトはかなり好調で、W杯総合でもオーストリア勢トップとして3位につけている。
今日のニジニ・タギル戦は、ベテランジャンパー達にとっても、絶好調だった頃に近づけた試合だった。
スロベニアのペーター・プレウツは、1本目で壮観のジャンプを決めて首位で折り返した。ファイナルラウンドでは小さなミスをして、最終的には8位となった。試合後のインタビューでプレウツは、2本目を飛ぶ前に緊張していた、と話した。それでもプレウツは好パフォーマンスを見せており、トップに戻る道をたどっているようだ。
同じくグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)も強さを見せた。W杯通算53勝のシュリレンツァウアーは、2本目でその回最長の133.5mのジャンプを決めて、絶好調の頃のように喜んだ。最終的にシュリレンツァウアーは4位となり、好成績を収めた。
シュリレンツァウアーとプレウツの上位への迫り方を見ると、今ならこの二人はどこまででもやってくれる気がする。
アッシェンヴァルトとシュリレンツァウアーの他にも、シュテファン・クラフトが7位でトップ10入りを果たしたオーストリアは、優秀な団体成績を収めた。
それに対して、ポーランドのピオトル・ジワは1本目での2位から、2本目で24位まで順位を落とし、失意の結果となった。ポーランドチームからは最終的に、ダヴィド・クバツキーが5位、カミル・ストッフが9位に入った。これまで強かったスキージャンプ強豪国のポーランドにとっては、望むような展開にはならなかったと言えるだろう。
ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデは、今シーズン最初の2試合(ヴィスワ戦とルカ戦)で連勝を飾ったが、今日は21位で我慢しなくてはならなかった。それでもW杯総合では210ポイントで引き続き首位につけている。総合2位のアンツェ・ラニセク(スロベニア)は今日は14位だった。
W杯男子ニジニ・タギル大会の第2戦は12月8日(日)15:30(現地時間19:30、日本23:30)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。