01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
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スウェーデン、ファールンで行われている2015年ノルディックスキー世界選手権で、2/26(木)、セヴェリン・フロインド(独)がスキージャンプ、ラージヒル戦の新世界チャンピオンとなった。26歳のフロインドは、圧倒的な強さを見せ、2位に22点差をつけ、更にヒルレコードも更新して、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)とルネ・ヴェルタ(ノルウェー)を抑え、金メダルに輝いた。
フロインドは既に1回目で134.0mを出し首位についていた。更にファイナルラウンドでは135.5mのジャンプを見せ、自身が立てたヒルレコードに0.5mも上乗せし記録を更新した。合計268.7ポイントで、ドイツ人としては2001年にマルティン・シュミットが取って以来のラージヒル世界チャンピオンのタイトルを達成した。
フロインドは試合後に、「ここで会心のジャンプを2本決めて、自分のヒルレコードを更新することができた。僕にとってすごく素晴らしい日になった。」と喜びを伝えた。
グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)も、タイミング良く調子を取り戻した。ワールドカップ優勝記録保持者のシュリレンツァウアーだが、ここ数か月は不調で苦戦していが、当試合では128.0mと130.0mで、フロインドに22.3点の差をつけられはしたものの銀メダル獲得となり、自身の世界選手権10個目のメダルとなった。
シュリレンツァウアーは、「金メダルに随分近づくことができたけど、結局は銀メダルだった。とは言え、メダル獲得はいつでも良いことだし、とても嬉しい。」とインタビューに答えた。
ノルウェーのルネ・ヴェルタは2/21(土)のノーマルヒル戦で予想以上の健闘で新チャンピオンとなったが、今回は126.5mと128.5m、計242.9ポイントで、1回目の8位から3位まで追い上げ、銅メダルを取った。
ヴェルタは、「2本とも小さなミスをいくつかしてしまった。それでもメダルが取れてとても嬉しい。今度の団体戦でも次のメダルを狙っていくつもり。」と意欲を示した。
引き続きメダル皆無のスロベニア
このタイトルマッチでスロベニア史上初となるはずだったメダルを逃したペーター・プレウツは4位についたが、わずか1.1点足りないだけだった。プレウツは134.0mと125.5mをマークした。
ノーマルヒル戦では3位だったシュテファン・クラフト(オーストリア)は、125.0mと125.5m、計237.7ポイントで5位だった。同じくオーストリアのミヒャエル・ハイボックは14位でそこそこのパフォーマンスを見せたものの、マヌエル・ポッピンガーはファイナル進出を逃し、2/28(土)の団体戦への選抜も危うくなってきた。
2013年の世界王者、アンダース・バルダル(ノルウェー)は、1本目では131.5mで2位となり期待が高まったが、そのポジションを生かせずファイナルでは122.0mと伸びず、結局236.5ポイントで6位まで下がってしまった。
7位は、世界記録保持者となったアンダース・ファンネメル(ノルウェー、233.9ポイント)、その0.3点差でロマン・コウデルカ(チェコ)が8位だった。
ポーランド勢トップのジーラ
229.8ポイントで大健闘の9位入りを喜んだのはピオトル・ジーラ(ポーランド)だったが、同僚でタイトル保持者のカミル・シュトッホは12位で残念な結果となった。
10位には227.9ポイントだったマルクス・アイザンビッヒラー(独)が入賞し、同国のリヒャルト・フライタークは15位だった。世界ジュニア選手権2位のアンドレアス・ヴェリンガー(独)は急性の胃腸感染症で急遽出場を見合わせざるを得なかった。
日本勢は、葛西紀明が11位でメダルにはとても届かず、小林潤志郎が13位に続いた。
ヤーン・マトゥラ(チェコ)は思いがけない健闘で16位に入った。
アマンより上だったデシュヴァンデン
スイス勢トップだったのはグレゴア・デシュヴァンデンで17位だった。五輪金メダル4冠のシモン・アマンは怪我による欠場から復帰したばかりで23位だった。スイスチームは、30位だったキリアン・パイアーも含め3人がファイナル進出を果たした。
ヨハン=アンドレ・タンデ(ノルウェー)は18位で団体戦出場の可能性を高め、ノルウェーチームは団体戦でも優勝有力候補として戦うことになるだろう。
フィンランド勢にその心配は無用で、辛うじてヤンネ・アホネンとヤルコ・メエッテーの二人が19位と22位でファイナル出場を果たした。
スロベニア勢は現在、不調に陥っているようで、イェルネイ・ダムヤンが25位、ネイツ・デツマンは26位と、団体戦も期待薄となっている。スランプのユーリ・テペシュの代わりに参戦したマチヤス・プンゲルタルは37位で予選落ちとなった。
ディミートリ・ヴァシリエフはロシア勢トップの21位、デニス・コルニロフは27位についた。