01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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国際スキー連盟(FIS)スキーフライングワールドカップ・ヴィケルスン大会(ノルウェー)で、3月17日(日)に開催される個人戦のための予選が15日(金)の夕方に行われ、日本の小林陵侑が1位になった。小林は今日最長の232mまで伸ばし、2位になったオーストリアのシュテファン・クラフトに2mもの差をつけた。ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーは健闘の3位だった。
巨大フライングヒルで3日間にわたって行われるヴィケルスン大会だが、初日から早くも数人の選手が大飛翔を収め、中でも小林陵侑がまたも抜きん出ていた。予選で1位となった小林陵侑には、5千スイスフランの賞金が授与された。
小林の前には、現在RAW AIR(ローエア、ノルウェーツアー)で総合首位につけているオーストリアのシュテファン・クラフトが230mの素晴らしいジャンプを決めていた。
小林陵侑は、「上からシュテファン(クラフト)のフライトを見た時には、自分があれより飛距離を伸ばせるなんて思っていなかった。それが果たせたのはすごいこと」と話した。
これで、RAW AIR総合首位のクラフトに、2位の小林はわずか6.6点まで点差を縮めた。「RAW AIRの総合成績については全然考えていない。1本ずつジャンプに集中して飛んでいるだけ。明日と日曜に良いスキーフライングが収められたら嬉しい」と小林は語った。
ノルウェーのロバート・ヨハンソンは、今日の予選で少し遅れを取った感が有る。ヨハンソンは今日、212mの飛距離をマークして8位となり、クラフトと小林に20点以上もの差をつけられたものの、RAW AIR総合3位の座は守った。しかし、ヨハンソンが今日の失点を明日あっという間に挽回できる可能性もある。スキーフライング戦では何が起こるか分からない。
マルクス・アイゼンビッヒラーは今日の予選で221mまで飛距離を伸ばし3位につけ、スキーフライングを得意とすることを再度証明した。
ヒルサイズ240mのヴィケルスン・フライングヒルで、若手も素晴らしい活躍を見せた。ドイツ・オーバーアウドルフ出身の19歳、コンスタンティン・シュミートは212.5mの鮮やかなジャンプで9位につけた。スキーフライング戦に初参戦となるフランスのジョナタン・リーロイド(19歳)は、201mのフライトを決めて25位という好成績を収めた。同じく、カザフスタンの19歳、セルゲイ・トカチェンコが28位、スイスの18歳、ドミニク・ペーターも39位で納得の出来を見せた。
ヴィケルスン大会では、まず3月16日(土)17:00(日本時間 翌1:00)から団体戦が行われ、17日(日)にRAW AIR最終戦となる個人戦が同じく17:00から開催される予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。