01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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2月23日(土)午後に開催された2019年ノルディックスキー世界選手権ゼーフェルト大会(オーストリア)の男子ラージヒル個人戦は、ドラマチックな展開となり、ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーが金メダルを掴んだ。バイエルン出身のアイゼンビッヒラーにとっては、初の国際的なビッグタイトル獲得となった。同じくドイツのカール・ガイガーが銀を獲ったのも、スイスのキリアン・パイアーが銅を獲得したのも予想以上の健闘の結果だった。
勝利が確定した後、マルクス・アイゼンビッヒラーは喜びの雄叫びをあげ、2位のカール・ガイガーも3位のキリアン・パイアーも鳥肌ものの歓喜に包まれた。スキージャンプの結果としては今までにないぐらいの感情的な盛り上がりを見せた。そして、今日の上位3人の成功を喜ばないものはいなかった。
インスブルックのベルクイーゼルジャンプ台で、27歳のアイゼンビッヒラーは131.5mと135.5mの飛距離を出して、合計279.4ポイントをマークし、最終的に圧勝を収めた。これまで何度も惜しいところでチャンスを逃していたアイゼンビッヒラーにとって、ようやく手にした大勝利だった。
「とにかく信じられない。こんなに全てがうまくいくとは思っていなかった。とにかく、なんて言ったら良いのか分からないぐらい嬉しい日になった。カール(ガイガー)と一緒に表彰台に立つことができて、ものすごく嬉しい。1本目で上位につけられたことが大事だった。2本目の時には、チャンスはもうこの1度だけだし挑戦するしかない、と思った。とにかく挑んですごい結果になった。沢山の人が、世界選手権で初優勝が達成できるはずだと言ってくれていた。これだけ多くの人がそう言ってくれるなら、と自分でも時々達成できそうな気がしていた」と、勝利を決めた後、完全に圧倒された様子のアイゼンビッヒラーはインタビューに答えた。
カール・ガイガーも2位入賞を果たし、ヘッドコーチのヴェルナー・シュスター率いるドイツチームは完勝を飾ったことになる。
ガイガーは、「信じられない。もう勝手に笑い顔になってしまう。マルクス(アイゼンビッヒラー)がとうとう初優勝を達成することができて、ものすごく嬉しい。彼が上のスタート地点に居る時に、どうか良いジャンプを決めてくれと強く祈っていた。自分のベルクイーゼルジャンプ台でのパフォーマンスにかなり満足している。最初からうまく合わせられて良いジャンプができていた。明日にはまた団体戦があるから、今日は特別なお祝いはしないと思う。明日もチームとしてお祝いできるような結果になったら嬉しい」と話した。
ドイツチームは、日曜の団体戦にマルクス・アイゼンビッヒラー、カール・ガイガー、リヒャルト・フライターク、シュテファン・ライエの4人で臨む予定だ。アンドレアス・ヴェリンガーは今日32位となり、団体戦への代表から外れた。
スイスのキリアン・パイアーも3位入賞で大感激の様子だった。23歳のパイアーにとって、今回の銅メダル獲得は自己ベストの成績だった。
「本当に素晴らしい気分。最終ジャンパーとしてスタート地点に座るなんて、これまで経験したことがなかったから、とても特別なことだった」と、1本目では首位につけていたパイアーは話した。「全力を尽くしたし、銅メダルが獲れてとても満足しているし、僕にとっては本当に特別な意味がある。1位・2位だった二人は今日とにかく強かったから、納得している」とパイアーは説明した。
今季好調の小林陵侑は4位だった。ポーランド勢のトップは、5位のカミル・シュトッホだった。
前回の世界選手権で金メダルを獲った、開催国オーストリアのシュテファン・クラフトは、今回は6位に甘んじなくてはだった。
ノルウェーの二人、ヨハン=アンドレ・フォアファングとロバート・ヨハンソンは7位・8位に並んだ。
早くも明日、2月24日(日)には2019年ノルディックスキー世界選手権のスキージャンプ2種目目、男子ラージヒル団体戦がインスブルック・ベルクイーゼルジャンプ台で行われる。
優勝候補は、今日の結果を見るとドイツが本命だが、オーストリア、ポーランド、ノルウェー、日本、そしてスロベニアも挑戦してくるだろう。
団体戦は14:45(日本時間22:45)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。