01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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3月11日(日)、名高いホルメンコーレンジャンプ競技場でワールドカップ男子オスロ大会(ノルウェー)の個人戦が行なわれ、スキーフライング世界選手権王者のダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)が通算5勝目を飾った。ノルウェーの選手がホルメンコーレンで優勝したのは実に14年ぶりだった(当時はロアル・ヨケルソイが優勝)。2位と3位にはオーストリアからシュテファン・クラフトとミヒャエル・ハイボックの2人が並んだ。優勝候補と見られていたポーランドのカミル・シュトッホは、前半首位についていたのものの6位に終わった。ドイツ勢のトップはシュテファン・ライエで7位、リヒャルト・フライタークが8位に続いた。
コロコロ変わる難しい風の条件の中、タンデは1本目の8位から観客も喜ぶ、目にも鮮やかな追い上げをかけてホルメンコーレンでの優勝を掴んだ。タンデは128mと132mのジャンプを収めた。
タンデは、「こうなるとは今日は予想していなかったから、ものすごいこと。(先週末の)ラハティ戦はうまく飛べなかったし、金曜のここでの公式練習のジャンプもうまくいかなかった。でもそこから改善することができて、今日の2本目のジャンプは僕のトップレベルだった。これからも高レベルのジャンプができるようにしたいと思うし、(RAW AIRのこれからの会場である)リレハンメル、トロンハイム、ヴィケルスンで表彰台に上がれるようにしたい」と意気込みを見せた。
シュテファン・クラフトが2位、ミヒャエル・ハイボックが3位で、オーストリアから同時に2人の選手が表彰台に上がった。
昨季のRAW AIRノルウェートーナメントでチャンピョンとなったシュテファン・クラフトは、「昨日の僕の成績はまぁ悪くなかったと思うけど、とにかく沢山の選手がトップレベルで飛んでいた。今日の2位は少し意外だった。今は次のリレハンメル戦が良い試合になることを楽しみにしている。リレハンメルのジャンプ台ではこれまでずっと上手く飛べているから」と話した。
ミヒャエル・ハイボックも今日の成績に満足な様子で、「とっても嬉しい。正直に言ってこんな結果を出せるとは思っていなかった。公式練習もトライアルラウンドでもあんまりうまくいかなかったから。ホルメンコーレンはとても特別な場所で、だからこそ、この地で表彰台に立つことができてなおさら嬉しい。オスロー、そしてノルウェーはいつも素晴らしくて、毎回特別楽しみにしている」と話した。
RAW AIR総合優勝を有力視されて、実際に現在総合首位に立っているカミル・シュトッホは、ファーストラウンドでは今日の最長不倒である138mを決めて圧倒的リードで1位につけていた。しかし、2本目では119mにとどまり最終的に6位まで順位を落とした。
シュトッホは、「気分はとても良いけど、正直言って2本目の後は何が起こったのか全然分からなくてショックだった。それでも良いジャンプができて、今週末は良い大会だったと言える。ここに沢山のポーランドのファンが来てくれて本当に嬉しかった。彼らのサポートにお礼を言いたい。僕らには世界で一番のファンがついくれている」と感謝した。
日本チームからは、小林陵侑が19位、佐藤幸椰が27位、葛西紀明が30位、そして小林潤志郎は34位に入った。
RAW AIR総合成績では、引き続きカミル・シュトッホが681.8ポイントで首位、その後に3人のノルウェー勢が続いている。ロバート・ヨハンソン(675.3ポイント)が2位、ヨハン=アンドレ・フォアファング(661.6ポイント)が3位、ダニエル=アンドレ・タンデ(650.4ポイント)が4位に並んでいる。5位にはオーストリアのシュテファン・クラフトがついている。ドイツ勢のトップはアンドレアス・ヴェリンガーで7位、8位にはリヒャルト・フライタークが続いている。
早くも今晩、全チームがオスロから車で約3時間のリレハンメルに移動し、明日12日(月)15:00(日本時間23:00)には公式練習が、17:30(日本時間 翌1:30)からは予選が行なわれる予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。