01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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2018年韓国・平昌冬季オリンピックの枠内で、スキージャンプ最後の種目となる男子ラージヒル団体戦が2月19日(月)に行なわれ、予想通りの3カ国の凌ぎ合いとなった。ノルウェーはダニエル=アンドレ・タンデ、アンドレアス・スティエルネン、ヨハン=アンドレ・フォアファング、ロバート・ヨハンソンのチーム編成で、1回目では正に白熱戦となったものの、2回目では全実力を発揮して他に隙を与えず金メダルを奪った。しかし銀メダルを巡る戦いは熾烈を極め、最後のジャンプでやっと勝負が決まり、最終的にドイツがポーランドをしのいだ。
ファイナルラウンドの比較的早い段階で、既にノルウェーが他を寄せ付けないことがはっきりしていた。しかし、銀メダルをかけたポーランド(カミル・シュトッホ、ダヴィド・クバツキー、シュテファン・フーラ、マチェイ・コット)とドイツ(カール・ガイガー、シュテファン・ライエ、リヒャルト・フライターク、アンドレアス・ヴェリンガー)の戦いは正に接戦だった。ドイツは0.6点差をつけられた後、2本目のアンカーで飛んだドイツのヴェリンガーが、ラージヒル個人戦の金メダリストであるポーランドのシュトッホと直接対決しなくてはだった。ヴェリンガーは134.5mで着地し、その直後にシュトッホが同じく134.5mと揃えたが獲得ポイントで負けた。最終的にはドイツが3.3ポイントリードして、ポーランドに逆転した。
ノルウェーチームにとっては、今日の勝利でスキージャンプ通算11個目の金メダル、団体戦では初の快挙となった。これでノルウェーはドイツに続いて、オリンピックのスキージャンプ全4種目で金メダルを獲得した2カ国目となった。団結力を見せたノルウェーチームの中でも、特に際立っていたのは、予想外にも個人戦でメダルを取った2人ではなく、今季スキーフライング世界選手権王者となったダニエル=アンドレ・タンデだった。1番手で飛んだタンデは、2ラウンドともその回の堂々たる首位について、早い段階でノルウェーチームに余裕を与えた。
ヨハン=アンドレ・フォアファングは、「僕達にとって、オリンピック団体戦での金メダルは、今シーズンが始まる前からの大きな目標だった。既にシーズン前から話していたことを今ここで実現することができたなんてもの凄いこと」と喜んだ。
ドイツチームも同じく納得の団結力を見せた。
リヒャルト・フライタークがチームを代表して、「これはチーム全体にとっての成功。出場した僕達4人だけでなく、他の沢山ジャンパーと、チームを支えるチームとも言えるコーチやスタッフも含まれる。僕達全員にとって良い結果となった」とインタビューに答えた。
アンドレアス・ヴェリンガーは今回の銀メダルで、ノルウェーのロバート・ヨハンソンと同様に、平昌五輪の全3試合でメダルを獲得したことになる。これでヴェリンガーはドイツのスキージャンパーとして初めてオリンピックメダル4個獲得を果たした(平昌五輪で金1個、銀2個、2014年ソチ五輪団体戦で金1個)。
ポーランドチームは、オリンピック団体戦でポーランド史上初のメダル獲得となった。その分、3位入賞の喜びも大きかった。
マチェイ・コットは、「僕達のチーム、そして僕達の母国にとって歴史的な瞬間になった。高レベルの試合で、1本目ではかなりの接戦だった。僕らは最後まで戦い抜いたし、観客にとっても本当に良い試合だったと思う」と話した。
4位に入ったオーストリアは、3位のポーランドに100点弱もの差をつけられてしまったものの、シュテファン・クラフト、マヌエル・フェットナー、グレゴア・シュリレンツァウアー、ミヒャエル・ハイボックの4人で健闘した。印象的な健闘ではあったけれど4位に終わり、現時点ではこれがオーストリアの限界だったと言えるだろう。
長い間スロベニアとオーストリアが4位争いをしていたが、最後には2本とも130m越えの好ジャンプを収めたペーター・プレウツ、イェルネイ・ダムヤン、アンツェ・セメニッツ、ティレン・バルトルの4人で臨んだスロベニアが5位となった。
日本は、竹内択、伊東大貴、葛西紀明、小林陵侑のチーム編成で6位だった。
ロシアの五輪選手(OAR)はアレクセイ・ロマショフ、デニス・コルニロフ、ミハイル・マクシーモチキン、イエフゲニー・クリモフで臨んで7位、8位はフィンランド(ヤンネ・アホネン、アンドレアス・アラモモ、ヤルコ・メエッテー、アンティ・アールト)だった。
アメリカチームは9位で、上位の8カ国で行なわれる2回目に惜しくもギリギリで進めなかった。アメリカのケヴィン・ビックナーは今日も好調で131mの大ジャンプを収めた。
チェコが10位、イタリアが11位、開催国の韓国は12位だった。