01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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2月12日(月)夜、韓国・平昌冬季五輪で女子ノーマルヒル戦(ヒルサイズ109m)が開催され、ノルウェーのマーレン・ルンビュが女子スキージャンプ史上2人目の金メダリストになった。23歳のルンビュは、ドラマチックで高レベルな競技となったオリンピックファイナルで、ドイツのカタリーナ・アルトハウスを2位、日本の高梨沙羅を3位に抑えて優勝した。タイトル保持者のカリーナ・フォクト(独)は5位に終わった。
今回メダルを獲得した3人全員が、初のオリンピックメダル獲得を果たしたことになる。
マーレン・ルンビュは4年前のソチ冬季五輪では8位、カタリーナ・アルトハウスは23位だった。高梨沙羅はソチ大会当時、メダル獲得を最有力視されて参戦したものの、4位に終わっていた。
ルンビュは、105.5mと110mのジャンプで計264.6ポイントを獲得した。
試合後のインタビューでルンビュは、「1本目のジャンプの前の方が2本目の時より緊張していた。なんだかよく分からないけど変な気分だった。自分のプランが今日思い通りにいくか分からなかった。でも2本目のジャンプでは自分が何をすべきなのかはっきりと自覚できた。自分自身に集中して他のことに惑わされないように心がけて、それがうまくいったと思う」と説明した。
カタリーナ・アルトハウスは106.5mと106m(252.6ポイント)の好ジャンプを収めたものの、首位のルンビュには12点も差をつけられた。今晩のルンビュはとにかく他を寄せ付けなかった。
これまでにワールドカップ通算3勝を挙げている21歳のアルトハウスは、これで今冬のワールドカップ・シーズンの好調さを裏付けた。
アルトハウスは、「私の目標は表彰台に上がることだったから、この目標を達成できてとても嬉しい。風が吹くのはスキージャンプでは仕方がないこと。それがこのスポーツ」と話した。
高梨沙羅は銅メダルを獲得して、喜び、満足している様子だった。
高梨は、「これは私にとって初めてのオリンピックメダルで、このメダルを獲得することは私にとって大きな挑戦だった。今は本当にほっとしている。とても嬉しいし、ファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えたい。この地まで沢山の日本人が来てくれた」とインタビューに答えた。
ドイツチームは、2位のアルトハウスに加えて、ラモーナ・シュトラウプが8位、ユリアーネ・サイファートが10位に入り優秀な団体成績を収めた。
オーストリア女子も、メダルにこそ届かなかったものの、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツが6位、キャラ・ホルツルが11位、ジャックリーン・ザイフリーツベルガーが13位に入って強いチーム成績を見せた。
ジュニア世界選手権王者となった17歳のニカ・クリツナー(スロベニア)も納得のパフォーマンスを示して、大健闘の7位に入った。
ララとマヌエラのマルシーナ姉妹も15位と18位に入って、イタリアに好成績で貢献した。
2014年ソチ五輪で金メダルに輝いたカリーナ・フォクト(独)にとっても、満足の結果だったようだ。
ハイレベルの競技となった今日、真のファイターであることを示したフォクトは、「自分自信に満足している。条件に恵まれたとは言い難いけど、それでも5位になれて良かった」と、語った。
ロシアのイリーナ・アヴァクモヴァも強いジャンプを見せて4位に入った。
日本チームからは3位の高梨の他に、伊藤有希が9位、岩渕香里が12位、勢籐優花が17位に入った。
ジャンプ女子にとっては、2018年平昌冬季オリンピックはこれで終了したことになる。
ワールドカップ女子ジャンプは、3月3〜4日に予定されているルーマニア・ルシュノフ大会へと続く。
※注)基本的な表記時間は現地時間です。