01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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アンドレアス・ヴェリンガー(独)は、1月5日(木)にオーストリアのビショフスホーフェンで行われた第65回スキージャンプ週間最後の予選で、新しいヒルレコードを樹立し1位になった。ビショフスホーフェンのアウサーライトナー・ジャンプ台(ヒルサイズ140)で、ヴェリンガーは新記録となった144.5mの大ジャンプを飛んで、144.4ポイントを獲得した。2位はオーストリアのマヌエル・フェットナー(141.5m)、3位はシュテファン・ライエ(独、142m)だった。
ヴェリンガーは、「やった!これは僕のキャリアの中で、最初のヒルレコード」と、予選の後に喜びを伝えた。その前に行われた公式トレーニングの時点で、ヴェリンガーは既に素晴らしいパフォーマンスを見せており、予選では更に調子を上げ、日本の伊東大貴が2005年に立てたヒルレコードを1.5m更新するジャンプを決めた。これでルーポルディング・スキークラブ所属のヴェリンガーは、予選1位の賞金となる2千ユーロ(約24万円)を手にし、本戦での上位争いに期待がかかる。
ヴェリンガーが予選1位だったことによって、明日(1月6日)の本戦ではノックアウト方式の第1ラウンドで、予選を飛ばなかったチームメイトのマルクス・アイゼンビッヒラーと対戦することになってしまった。
今日の予選も前日のインスブルック戦同様、再び難しい天候条件にみまわれ、氷点下5度の中、はげしい降雪のため15分遅れての開始となった。
またも強いポーランド
上位3位に続き、4位と5位にはピオトル・ジーラとマチェイ・コットが入り、またもポーランドの強さを見せた。
タンデ対シュトッホ、そしてクラフトもか
ジャンプ週間総合優勝をかけた大いなる最終戦が明日、1月6日(金)に行われる。現在ジャンプ週間総合成績でリードしているダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)は予選でのジャンプがうまく決まらず39位にとどまった。
それに対し、カミル・シュトッホ(ポーランド)はトレーニングの1本目で141mの大ジャンプを見せた後、膝の痛みを訴え、その後のジャンプ(予選も含め)は、膝と昨日のインスブルック戦で転倒し痛めた肩への負担を抑えるため飛ばなかった。負傷しているにも関わらずシュトッホは、強い印象を与えている。
問題となってくるのは、ウィルス性の胃腸の風邪に悩まされているシュテファン・クラフト(オーストリア)が、総合上位のタンデ対シュトッホの戦いに食い込んでこられるかだ。クラフトは今日の予選で20位だった。
とにかくジャンプ週間最終戦が、手に汗握る展開となるのは請け合いだ。
今季のジャンプ週間から哀しい別れを告げられてしまったのはスイスのシモン・アマンだった。アマンは予選55位で本戦進出を逃し、予定より一日早く帰路について良いことになった。
第65回スキージャンプ週間の最終戦は、いよいよ1月6日(金)16:45(日本時間 翌0:45)から開催されることになっている。
・ノックアウト方式のファーストラウンド:日本人選手の対戦相手
竹内択(予選22位)対 マルクス・シッフナー(オーストリア、29位)
作山憲斗(32位)対 イエフゲニー・クリモフ(ロシア、19位)
葛西紀明(14位)対 ケヴィン・ビックナー(アメリカ、37位)
伊東大貴(11位)対 ルーカス・フラバ(チェコ、40位)
小林陵侑(48位)対 シュテファン・ライエ(ドイツ、3位)
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。