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ホルメンコーレン・ラージヒル戦でも高梨が優勝!

作成: 04.02.2016 19:43 / sk

2月4日に行われたワールドカップ・オスロ大会(ノルウェー)でも、高梨沙羅が優勝した。
ジャンプ女子唯一のラージヒル戦が、名高いホルメンコーレン・ジャンプ台で開催され、高梨が137.5mと136.0mの飛翔で305.8ポイントを獲得し、W杯8連勝を決めた。2位は地元ノルウェーのマーレン・ルンドビー、3位はロシアのイリーナ・アヴァクモヴァだった。

 高梨は試合後のインタビューで、「ラージヒルでジャンプできる機会は少ないので今日はとても満喫することができた。今は助走をもう少し改善できるように努力している。『強い』ではなく、『すごく強く』なりたいので、更に少しでも良くできるように頑張りたい」と話した。


ルンドビー活躍で喜びの開催地
ルンドビーは、136.5mと134.0mのジャンプでノルウェーのファンを沸かしたが、最終的に285.1点で、1位の高梨には明らかに差がついてしまった。

ルンドビーは、「自国のファンと家族を前にして、今日の試合を思う存分楽しむことができた。ラージヒルが大好き」と喜びを語った。

イリーナ・アヴァクモヴァは、ルンドビーに30.4点の差をつけられつつも、130.0mと125.0mで254.7点を獲得し1年以上ぶりのワールドカップ(W杯)表彰台を祝うことができた。
アヴァクモヴァは、「とても気分が良かった。調子も良いし、体の感じも良いから、表彰台を挙げられるようにと願っていた」と話した。


クリネッチとイラシュコ、僅差で表彰台に届かず
わずかの差でアヴァクモヴァに越されたのはスロベニアのエマ・クリネッチとオーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツだった。クリネッチは123.5mと126.0m、イラシュコ=シュトルツは128.0mと126.0mを飛び、最終的に253.1ポイントの同点で二人とも4位に入った。
スロベニア勢からもう一人、マヤ・ヴティッチも251.5点で6位に入り、わずかな差で表彰台を逃した。
伊藤有希は245.1ポイントで7位だった。

オーストリアは、キヤラ・ホルツル(240.4ポイント)とジャックリーン・ザイフリーツベルガー(240.1ポイント)も8位と9位に入り、いつも通りの強いチーム成績を収めた。
イタリアのエレナ・ルンガルディアとエヴェリン・インサムはかなりの健闘で10位と11位の好成績となった。インサムにとっては約2年ぶりの自己最高成績となった。


ドイツ勢トップはサイファート
勢藤優花が12位、ドイツ勢トップだったユリアーネ・サイファートが13位に入り、同じくドイツのカタリーナ・アルトハウスが14位に続いた。
岩渕香里が15位に入り、日本女子チームの好成績を締めくくった。

カナダのテイラー・ヘンリッチとアメリカのニタ・イングルンドにとっては16位と18位でも満足のできだろう。ルーマニアのダニエラ・ハラランビーも納得の20位に収まった。
フィンランドチームから唯一参戦したユリア・キッカネンは28位だった。


不運のヤール
開催国ノルウェーにとっては喜びと失望が隣り合わせだった。マーレン・ルンドビーが表彰台を祝うことができた反面、リーネ・ヤールがジャンプスーツの規程に引っかかり失格となった。同じ運命をたどったフランスのジュリア・クレアも失格となった。

ジャンプ女子は移動日を1日挟んで、早くも2月6日(土)には次のワールドカップ、ヒンツェンバッハ大会(オーストリア)が行われる。

 

リザルト:W杯女子オスロ大会

 

ギャラリー

Oslo - LWC Competition 2016
04.02.2016 20:16

統計

最長不倒
137.5m
Takanashi, Sara (JPN)
最短ジャンプ
0.0m
平均飛距離
112.8m
K点越えジャンプ
40.0%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
5
Slowenien
Takanashi, Sara
31.01.16
Oberstdorf
Japan
31.01.16
Takanashi, Sara (JPN) Oberstdorf