01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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1月24日(日)に行われたワールドカップ男子ザコパネ大会個人戦で、シュテファン・クラフト(オーストリア)が133.0mを2本揃え、307.3ポイント獲得となり優勝した。ミヒャエル・ハイボックが2位に入り、オーストリアがワンツートップを決めた。3位はペーター・プレウツ(スロベニア)だった。
23日(土)の団体戦同様に完売となったアレーナで、2万2千5百人の観客が盛り上がる中、シュテファン・クラフトがオーストリア待望の今シーズン初優勝を飾った。
試合後にクラフトは、「自分の今季初優勝を果たすことができて素晴らしい試合だった。表彰台に2位のミヒャエルと一緒に立てるのは最高。これまで4回も表彰台を僅差で逃した後だから、表彰台の一番上に上がれて特別嬉しい」と喜びを表した。
会心のジャンプ
ミヒャエル・ハイボックは、1本目で130.5m、ファイナルラウンドで138.0mを出し、合計299.8ポイントで2位に追い上げた。
ハイボックは、「凄く嬉しい。オーストリアが1位2位を独占することができて、僕にとって一番素晴らしい2位となった。2本目は今シーズンで1番良いジャンプの一つだった。素晴らしい試合で、オーストリアにとって良い週末になった」と語った。
「ザコパネは特別」
ペーター・プレウツは、1本目で今日の最長飛距離である140.0mを決め、その上2人の飛型審査員が20点満点を出した。しかしファイナルでは125.0mと伸びず計296.7ポイントで3位に終わった。
2016年スキーフライング世界チャンピオンとなったプレウツだが、これでワールドカップ(W杯)5連勝を逃したことになる。
プレウツは、「ここザコパネは、どのジャンパーにとっても特別だから、表彰台に上がれることができてとても嬉しい。今日の1本目はとても良かった。2本目ではサッツでミスしてしまったから飛距離がそれ程伸びなかった」と、話した。
辛くも表彰台を逃したノルウェー勢
ケネス・ガグネス(130.5m、131.5m、計288.4ポイント)とヨハン=アンドレ・フォアファング(128.5m、133.0m、計281.9ポイント)は4位と5位で、今回のノルウェーチームは表彰台を逃した。
リヒャルト・フライタークが276.3ポイントで6位に入り、ドイツの体面を保った。ドイツチームは前日の団体戦と同様に安定せず、 フライターク以外でW杯ポイントを加算することができたのは18位のアンドレアス・ヴェリンガーと19位のシュテファン・ライエだけだった。
小林陵侑、初トップ10入り
日本の若手、小林陵侑は2本とも快ジャンプを決め、275.8ポイントを獲得し驚嘆の7位となった。小林にとって、初のトップ10入りだった。
地元の観衆を前に、カミル・シュトッホ(ポーランド)は予選と団体戦の好成績を十分つなげることができなかった。2シーズン前のW杯個人総合勝者であるシュトッホだが、今日は274.7ポイントで8位入賞となった。シュトッホは1年前のヴィリンゲン大会以来、W杯優勝を果たしていない。
上位10位に7ヶ国のジャンパー
スロベニアのドメン・プレウツとチェコのロマン・コウデルカが同点の273.5ポイントで9位に入り、
これによって7ヶ国のジャンパーがトップ10入りしたことになる。
11位はダニエル=アンドレ・タンデで、上位入賞した3人目のノルウェー選手となった。
スイスのシモン・アマンは13位、それに続いたのはまた2人のノルウェー選手で、アンダース・スティエルネン(14位)とアンダース・ファンネメル(15位)だった。
ポーランドチームは、自国開催のW杯で、総合的には復調を見せ、6人がファイナル進出を果たした。
プレウツ、総合成績でリードを広げる
W杯個人総合成績で、ペーター・プレウツが現在1084ポイントで、負傷のため欠場した2位のセヴェリン・フロインド(独)との差を305ポイントにまで広げた。3位は725ポイントのケネス・ガグネスだ。
スキージャンパー達は今度は日本に飛び、1月30日と31日に行われるW杯札幌大会で個人戦2試合(HS134)に臨むことになる。