01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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ペーター・プレウツ(スロベニア)が第64回スキージャンプ週間の覇者となった。1月6日(水)、ジャンプ週間最終戦がビショフスホーフェン(オーストリア)で行われ、プレウツは139.0mと142.5mの飛距離を出し合計297.3ポイントを獲得し、今季ジャンプ週間で3勝と言う、これまでの自己最高成績で総合優勝を飾った。セヴェリン・フロインド(独)とミヒャエル・ハイボック(オーストリア)は、今日の試合とジャンプ週間総合成績で2位、3位を確実にした。
ペーター・プレウツは試合後のARD(ドイツ公共放送連盟)のインタビューで、「緊張した。それも、ものすごく。ここ3日間は緊張して眠れなかった。でも今は力が抜けてとにかく嬉しいだけ。今日の夜もあんまり眠らず、お祝いすることになると思う」と話した。
ジャンプ週間で強さを見せたフロインド
セヴェリン・フロインドは、総合優勝争いを更に盛り上げることはできなかったが、136.0mと141.0mの快ジャンプで、計290.5ポイントをマークし、今季ジャンプ週間で4度目の表彰台を飾った。
昨季のワールドカップ(W杯)総合優勝者であるフロインドはARDに、「今回はとても多くのことが上手くいって、4つの表彰台も挙げることができて、かなり楽しいジャンプ週間となった。自分は色々正しくできたのだと思う。このジャンプ週間はとても多くの喜びを与えてくれたし、もしかしたら次に続く楽しみも与えてくれたかもしれない」と語った。
ミヒャエル・ハイボックは、これまでジャンプ週間総合7連勝をしていたオーストリアチームにとっての救いとなり、134.0mと139.0m、計282.6ポイントで3位に入った。
ハイボックはORF(オーストリア放送協会)のインタビューに答え、「すごく厳しい戦いの末の3位だった。上の塔にもテレビがあって、ケネス・ガグネス(ノルウェー)がどれだけ飛んだか良く見ていた。だから余計、(それまでの最長飛距離を示す)緑のラインを越えられたのが嬉しかった。今季のジャンプ週間は僕にとってこの上なく嬉しいものとなった。ジャンプ週間が始まる前に、こうなることが分かっていたら、即座に受け入れたと思う。ペーター・プレウツは信じられないほどすごい」と話した。
好成績で締めたクラフト
昨季ジャンプ週間の覇者、シュテファン・クラフト(オーストリア)は136.0mと138.0m、278.0ポイントで4位となり、今季ジャンプ週間を綺麗に締めくくった。
ケネス・ガグネス(ノルウェー)はミヒャエル・ハイボックとの総合3位争いにやぶれた。ガグネスは131.5mと137.0m、273.3ポイントでビショフスホーフェン戦は5位に終わった。
ガグネスは、「今日はかなりがっかりしてしまった。1回目でミスをしてしまい、それで表彰台をふいにしてしまった。 総合的に見たらこのジャンプ週間は素晴らしいものとなった。このジャンプ週間の素晴らしい記憶を忘れることはない」と語った。
ペーター・プレウツの弟、ドメン・プレウツ(スロベニア)は265.1ポイントで6位に入賞し、ビショフスホーフェンの「プレウツの祭典」に貢献した。ヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)は、256.2ポイントで7位だった。
アマン、ビショフスホーフェンのトラウマを克服
シモン・アマン(スイス)はビショフスホーフェンのジャンプ台と和解できたようだ。アマンは昨年のビショフスホーフェン戦で大転倒したが、今回は255.7ポイントで健闘の8位入賞を喜ぶことができた。
葛西紀明(254.8ポイント)と伊東大貴(251.2ポイント)は日本チームに9位と10位をもたらした。
リヒャルト・フライターク、アンドレアス・ヴェリンガー、アンドレアス・ヴァンクは11位、15位、16位に入り、ドイツチームにとって素晴らしい成績となったジャンプ週間を締めくくった。
ヤクブ・ヤンダとロマン・コウデルカは、オーバーストドルフからビショフスホーフェンまでのチェコチームの好調さを裏打ちし、12位と14位だった。
アンダース・スティエルネンは、またしても強かったノルウェーチームを13位でまとめた。
再び好調のデスコンブ
ヴァンサン・デスコンブ=セボア(仏)はアンドレアス・ヴァンク(独)と同点の16位、ユーリ・テペシュ(スロベニア)は22位で、同じくまずまずの成績で終わることができた。
それに対し、喜ぶ理由があまりなかったのはポーランドチームだった。シュテファン・フーラ、マチェイ・コット、アンジェイ・ステカラだけが24位、28位、30位でポイントを加算することができ、カミル・シュトッホはファイナル進出を逃した。
プレウツ圧勝
ジャンプ週間総合成績では、ペーター・プレウツが最終的に1139.4ポイントで1位、セヴェリン・フロインドが1112.9ポイントで2位だった。その31.3点差でミヒャエル・ハイボックが3位に入った。
ケネス・ガグネスは4位で、表彰台には8.3点差で届かなかった。シュテファン・クラフトは辛くもヨハン=アンドレ・フォアファングを抑え5位に入り込み、葛西紀明は今季ジャンプ週間を7位で終え、アンダース・ファンネメルが8位だった。
リヒャルト・フライタークとアンドレアス・ヴァンクが総合トップ10を締めくくった。
シモン・アマンはテレマークは入れられなかったものの、最終的に11位に入った。
アンドレアス・ヴェリンガー、伊東大貴、ロマン・コウデルカ、アンダース・スティエルネンに続き、健闘の総合16位についたのは、ヴァンサン・デスコンブ=セボア(仏)だった。
今季ジャンプ週間の覇者となったペーター・プレウツは、W杯個人総合成績でも924ポイントと圧倒的で、2位のセヴェリン・フロインドに既に205点リードしている。3位には595ポイントのケネス・ガグネスが入っている。
国別対抗ではドイツが、ノルウェーとスロベニアを抑えリードしている。
1月6日(木)は移動と休みに当てられ、早くも7日(金)の夜にはW杯ヴィリンゲン(ドイツ)大会の予選が行われる予定だ。