01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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12月12日に行われたワールドカップ(W杯)ニジニ・タギル大会(ロシア)第1戦で、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)が優勝した。昨シーズンのW杯女子総合勝者であるイラシュコ=シュトルツは、92.5mと97.0mの飛距離で計242.6ポイントとなり、高梨沙羅とチームメイトのエヴァ・ピンケルニッヒを抑えて、今季初優勝を祝った。
イラシュコ=シュトルツは試合後に、「背中が痛くて本当は出場したくないぐらいだった。それでもチームの皆が応援してくれて皆で頑張った。試合では痛みを感じない位に集中することができた。私達はここに着くまでに27時間もかかったから、多分そのせいだと思う。トライアルラウンドの間に、1時間寝ることができて、その後はだいぶ元気になった」と話した。
高梨、首位を守れず
高梨沙羅は、1回目で95.0mを出し、ファイナルラウンドが始まる前は余裕を持って1位についていたが、2本目は90.0mで首位の座を守れなかった。高梨は最終的に優勝に4点足らなかった。
高梨は、「これからビデオを見て分析しなくてはいけない。でもジャンプはうまくいったと思うし、自分のジャンプに満足している。今日の結果にはあまり満足していない。明日の試合では勝ちたい」とインタビューに答えた。
ピンケルニッヒ、追い上げて初表彰台
エヴァ・ピンケルニッヒ(オーストリア)は、1本目では89.5mで13位についていたのが、ファイナルラウンドで96.5mを出して3位まで猛烈に追い上げた。計227.8ポイントをもって、ピンケルニッヒのW杯初表彰台を飾ることになった。
ピンケルニッヒは、「すごく良い気分。女子スキージャンプ史上最強の二人と一緒に表彰台に立てるのは、とても光栄なこと。2本目のジャンプで私はあまり考えずに飛んで、うまく行った。これで期待が高くなるのは否めない。明日の試合がどうなるかは見てのお楽しみ」と語った。
世界選手権の覇者、カリーナ・フォクト(独)は、リレハンメルでの開幕戦と比べると断然良くなって、94.0mと91.0mのジャンプを見せ、2.6点差で4位に入った。
伊藤有希は93.0mと87.5m、計224.7ポイントで5位を確保した。 伊藤は1回目が終わった時点では、イラシュコ=シュトルツと並んで2位についていた。
かなり良くなってきたキッカネン
シーズン開幕戦で失敗したユリア・キッカネン(フィンランド)は、今日の試合でその失敗を挽回することができた。キッカネンはリレハンメル戦では予選落ちに終わっていたが、ロシアでの今大会では222.0ポイントで健闘の6位に入った。
カタリーナ・アルトハウス(221.2ポイント)と、ドイツ選手権の勝者ユリアーネ・サイファート(219.5ポイント)が7位と8位に入り、ドイツチームにとって好成績となった。
開催国ロシアの中でトップ成績を出したのは、アナスタシア・グラデュシェヴァで、219.4ポイントで9位だった。
ジャックリーン・ザイフリーツベルガーは218.4ポイントで、オーストリアで3人目のトップ10入りを果たした。
前日の予選で1位だったジュリア・クレア(仏)はリーネ・ヤール(ノルウェー、12位)とキヤラ・ホルツル(オーストリア、13位)を抑え11位に収まった。
同点で下降のヴティッチとルンドビー
マヤ・ヴティッチ(スロベニア)とマーレン・ルンドビー(ノルウェー)は、リレハンメルで行われた前試合では表彰台に上がったが、今回は同点の14位で満足しなくてはならなかった。テイラー・ヘンリッチ(カナダ)は17位、ニタ・イングルンド(米)は20位でW杯ポイントを計上し、エレナ・ルンガルディアは23位でイタリアに数ポイント加算することができた。
ルーマニアのダニエラ・ハラランビーは29位で、もう一度ファイナル出場を果たした。
W杯女子ニジニ・タギル大会の2戦目は、12月13日(日)12:00(日本時間20:00)から行われる。
予選は10:30(日本時間18:30)からスタートすることになっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。