01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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12月5日(土)、ワールドカップ男子リレハンメル大会第1戦でセヴェリン・フロインド(独)が優勝し、今季初の勝利を祝った。昨季の総合勝者であるフロインドは、ノーマルヒルで1ラウンドしか行われなかった試合で94.5m、129.7ポイントで、2位のケネス・ガグネス(ノルウェー)に僅差ながらも勝ち越した。3位はアンダース・スティエルネンだった。
フロインドは、「上に早く着きすぎないように、いつスタートするか見越さなくてはだった。トレーニングは朝から始まったから、長い一日だった。こういう難しい天候条件は、ずっと続くともちろん頭にくる。でもお天気はどうやったって変えられないし、今日は試合ができたから嬉しい。僕等のチームでクリンゲンタール戦でうまくいかなかった選手も今日は良い点を集められてとても嬉しい」と語った。
リレハンメル耐久戦
本来、前日の金曜(12/4)に行われるはずだった予選は、土曜の午後にも強風のためキャンセルとなった上、ラージヒル戦の予定がノーマルヒルに変更になって行われた試合は、記録的な127分にも及ぶ耐久戦となった。
最後は特にケネス・ガグネスとアンダース・スティエルネンが地元ノルウェーのファンの忍耐に報いた。ガグネスは95.5mのジャンプを見せたが、たった0.1点の差でフロインドに届かず、自己初のW杯優勝を惜しくも逃した。
ガグネスは試合後に、「2位でも僕にとっては優勝したような感じ。こんなに良い成績はこれまでにまだ出したことがなかった。僕達はすごく良くトレーニングしてきたし、チームの雰囲気は素晴らしい」と語った。
チームメイトのアンダース・スティエルネンは、96.0m、127.8ポイントで3位に入り、2度目のW杯表彰台を祝った。スティエルネンは、「ものすごく嬉しい。自分の記念すべき2度目の表彰台がとれたのだから、風の問題なんて全然興味がない。僕はとても良い条件に恵まれて、それを利用することができた。明日の試合でも同じようなレベルで飛びたいと思う」と豊富を語った。
惜しくも表彰台を逃したクラフト
昨季ジャンプ週間の王者、シュテファン・クラフト(オーストリア)は95.5mで、またしても0.1点の差で表彰台に届かず、4位だった。
5位のマリヌス・クラウス(独)は97.0m、126.5ポイントで、ほぼ2年ぶりの自己最高成績を喜んだ。
クリンゲンタール戦の勝者、ダニエル=アンドレ・タンデは、126.3ポイントで6位に入り、トップ10入りを果たした3人目のノルウェー選手となった。主催国のチーム成績は、場合によってはもっと良かったのかもしれない。合計7人の選手がジャンプスーツの規程違反で失格となったが、そのうち4人がノルウェー選手だったからだ。
ラウリ・アシカイネンは、健闘の7位(125.8ポイント)でフィンランドの存在感を示した。
弟ドメンがプレウツ戦で勝ち
ドメン・プレウツ(スロベニア)は125.2ポイントで、ロマン・コウデルカ(チェコ)と同点の8位につき、兄のペーター・プレウツを初めて越えた。ペーター・プレウツは11位だった。
マヌエル・ポッピンガー(オーストリア)が124.4ポイントでトップ10を締めくくった。
12位のヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)の後に、オーストリアのミヒャエル・ハイボックとグレゴア・シュリレンツァウアーが13と14位に続き、トップ成績に手が届きそうなところだった。
良くなってきたポーランド
断然良くなってきたポーランドチームの中で、カミル・シュトッホがトップで15位だった。
シモン・アマンはまた着地で更なる問題を抱えているようで、21位にとどまった。その反面、ヴラディミール・ゾグラフスキー(ブルガリア)は25位でW杯ポイント計上を喜んだ。
W杯男子個人戦2試合目を終えた時点で、昨季の総合勝者、セヴェリン・フロインドは今日の優勝を受けて再び黄色いリーダーゼッケンを取り戻した。国別対抗でも、ドイツチームがリードしている。
男子リレハンメル大会第2戦は、12月5日(日)13:30(日本時間21:30)から予選、14:45(日本時間22:45)から本戦が行われる予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。