01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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クリンゲンタール(独)で行われた今シーズン初のワールドカップ個人戦で、ロマン・コウデルカ(チェコ)が優勝した。11/21(金)の予選でも既に1位だったコウデルカは、11/23(日)の本戦で138mと139.5mのジャンプで合計276.4ポイントを獲得した。
2位はオーストリアのシュテファン・クラフト、3位はドイツのアンドレアス・ヴェリンガーだった。
コウデルカは、11/22(土)の団体戦でもチェコチームを6位という好成績に導いた。コウデルカは初めてのワールドカップ優勝を決めて、「勝ててすごく嬉しい。今週末は全体的に好調だった。精神的にもすごく強くなってきたし、夏にかなり頑張ってきた成果。これからの試合でも良い成績が出せるようにしたい。」とインタビューに答えた。
クラフトが巻き返し
シュテファン・クラフトは、団体戦でのオーストリアチームの雪辱を晴らした。クラフトは142mと136m、274.1ポイントで、3位のヴェリンガーに3.4ポイント差をつけた。
クラフトは、「今日2位になれて、もちろんすごく嬉しい。新シーズンを好調にスタートできればいいと願っていたし、今日これ以上の結果は望めなかったと思う。この大会では初めからずっとロマンが好調なのは見ていて分かったけど、今日のロマンは強すぎた。彼は勝つべくして勝った。」と振り返った。
アンドレアス・ヴェリンガーは140mと133.5m、270.7ポイントを記録した。19歳のヴェリンガーにとって好調の大会となった。「今日の結果にとても満足している。この週末を通して飛ぶジャンプごとに良くなっていった。どんどん手応えをつかんでいくことができた。条件も今日はとても良かった。ジャンプ台をこれ程良い状態に用意してくれた全ての人にとても感謝している。すごくフェアな試合だった。」
この大会で同じく強さを見せたのはアンダース・ファンネメル(ノルウェー)だ。ファンネメルは143,0mと134.0mで268.4ポイント獲得し、表彰台にはわずか2.3ポイント足りなかった。
調子を上げてきたプレウツ
同じくペーター・プレウツ(スロベニア)も、前日の団体戦に比べると調子を上げて263.9ポイントで5位に入った。ベテラン葛西紀明は261.4ポイントで6位、その5.2ポイント差でシモン・アマン(スイス)が7位だった。これまで好調だったマルクス・アイゼンビッヒラー(独)は、ファイナルに限って今大会中おそらく自己最弱のジャンプで129.0mしか出せなかった。それでも250.8ポイント、8位に入りまずまずの成績となった。ミヒャエル・ハイボック(オーストリア)は249.3ポイントで9位。地元ドイツのヒーロー、リヒャルト・フライタークは248.0ポイントで10位だった。
アンダース・バルダル(ノルウェー)に続く12位には、大健闘のヴァンサン・デスコンブ=セボア(仏)がついた。13位は竹内択。ソチ五輪金メダリストのカミル・シュトッホ(ポーランド)が怪我で出場を見合わせた中で、14位のピオトル・ジーラがポーランド勢トップだった。
W杯優勝記録保持者のグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)は、15位でシーズン開幕となった。
期待以上のパイアー
スイスの若手、キリアン・パイアーは健闘の17位。フィンランド勢トップだったラウリ・アシカイネンは19位で、前日の団体戦での強さは発揮できなかった。
ファイナル進出を予想外にも逃したのは、今夏グランプリ総合優勝を果たしたイェルネイ・ダムヤン(スロベニア)、前季ジャンプ週間の勝者トーマス・ディートハルト(オーストリア)などだ。ソチ五輪団体戦の金メダリスト、アンドレアス・ヴァンク(独)も2回目に進むことができなかった。
スキージャンプ・ワールドカップは、11/27(木)からのルカ大会(フィンランド)へと続く。