01 | Kraft, S. | 273.3 | ||
02 | Hoerl, J. | 271.9 | ||
03 | Tschofenig, D. | 263.3 | ||
04 | Deschwanden, G. | 254.4 | ||
05 | Wasek, P. | 253.8 | ||
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第73回 スキージャンプ週間の第2戦が2025年1月1日(水)、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン(ドイツ)で開催され、オーストリアのダニエル・チョフェーニックが優勝した。
ドラマチックな今日の試合でチョフェーニックは、スイスのグレゴア・デシュヴァンデンを2位に、オーストリアのミヒャエル・ハイボックを3位に抑えて勝利を飾った。
ダニエル・チョフェーニックは2本目のジャンプの着地時にかなりぐらつき、ハラハラさせられたが、ジャンプ自体はうまくいき優勝に充分ふさわしいものだった。
チョフェーニックは、「2025年の始まり方として、これ以上のものは望めない。去年も同じことを考えていたから、今日実現してなおさら嬉しい。ジャンプは会心の出来だったけど、今日の着地は良くなかった。でも今はそれもどうでもよくなった。チームメイトのミッヒー(ミヒャエル・ハイボック)と一緒に表彰台に上がれたから、当然チーム内でのお祝いがもっと楽しくなる。僕が上のスタート地点にいる時に彼が2位になったのが聞こえたから(ハイボックの)表彰台入りは確実だというのが分かった。その分僕のプレッシャーも軽くなったし、チームにとっても喜ばしいこと。ミッヒーが安定したパフォーマンスを見せられたことは彼にとっても素晴らしいことだし、僕もものすごく嬉しい」と話した。
(インタビュアー)ジャンプ週間の総合ランキングではまだ3名のオーストリア人選手が上位に並んでいるから、落ち着いて次のインスブルック戦に臨めるのでは?
「本当にその通り。僕ら全員が(オーストリアの)赤白の旗の海を見るのを楽しみにしている。もちろん(ドイツの)オーバーストドルフとガルミッシュ=パルテンキルヒェンもすごい盛り上がりだったけど、今年のインスブルック戦はチケットも完売しているそうだし、特別なものになりそう。オーストリアのファンが沢山来てくれるはずだし、僕らはインスブルック大会をとても楽しみにしている。ジャンプ週間の総合リーダーとしてオーストリアでのホームゲームに臨むのは格別な気分。 本当にスゴイ。なんという素晴らしいシーズン。こんな瞬間は一生でもめったに無いことだから、この瞬間を満喫したい」とチョフェーニックは勝利後のインタビューに答えた。
チョフェーニックは今日の勝利でジャンプ週間総合ランキングだけでなく、ワールドカップ(W杯)総合でも首位に浮上した。
チョフェーニックはW杯総合得点を796ポイントまで伸ばし、これまで首位につけていたピウス・パシュケ(ドイツ、今日は9位)に2点差で首位となった。
今日の4位はスロベニアのアンツェ・ラニセク、5位には今日3人目のオーストリア人選手ヤン・ホアルが続いた。
引き続きオーストリアチームが圧倒的強さを見せている。
ドイツチームはカール・ガイガーが6位、ピウス・パシュケが9位、アンドレアス・ヴェリンガーが10位と、手堅い成績を収めた。それでもスヴェン・ハンナヴァルト以来熱望されているジャンプ週間総合優勝は、今季も望めなさそうだ。 競争相手がとにかく強すぎる。
ドイツのヘッドコーチ シュテファン・ホルンガッハーは、「元旦ジャンプでトップテンに3人入ったらそれはもう良い成績。 トップには少し差をつけられてしまったけど、カール・ガイガーの今日のジャンプは本当に素晴らしかった。表彰台入りしてもおかしくないぐらいだった。ピウス・パシュケは今日は残念ながら1本目が思うようにいかなかった。アンディ・ヴェリンガーはうまく飛んだけど、風に恵まれなかった。総合的に見たら、満足いく結果だったと言える。その時の風の条件がどうかとか、着地がどうかなども含め、最後は総合的に決まる。例えばカール(ガイガー)の着地は理想的とは言い難かった。(ジャンプ週間は)あと2試合あるけれど、トップとの差は開いてしまった。チョフェーニックはとても安定して高いレベルのジャンプを飛んでいる。まだ何が起こるか分からないし、我々は攻撃態勢を崩さずに、1試合ずつ良い結果を出せるようにしていくだけ。一番大事なのはW杯の総合成績」と、話した。
日本チームの今日のトップは12位の中村直幹だった。13位に二階堂蓮が続き、小林陵侑は28位に入った。
小林朔太郎は35位、佐藤慧一は37位で、上位30人による2本目に進めなかった。
W杯男子ガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦(2025年1月1日)トップ10
順位 | ビブ | 名前 | 国 | 合計 |
---|---|---|---|---|
1. | 2 | Tschofenig, Daniel | 298.9 | |
2. | 4 | Deschwanden, Gregor | 290.3 | |
3. | 3 | Hayboeck, Michael | 289.0 | |
4. | 6 | Lanisek, Anze | 288.3 | |
5. | 1 | Hoerl, Jan | 283.0 | |
6. | 7 | Geiger, Karl | 282.7 | |
7. | 5 | Forfang, Johann Andre | 281.1 | |
8. | 11 | Kraft, Stefan | 278.7 | |
9. | 9 | Paschke, Pius | 275.9 | |
10. | 12 | Wellinger, Andreas | 274.0 |
W杯男子総合成績 トップ10(2025年1月1日現在)
順位 | 名前 | 国 | 合計 | |
01 | Tschofenig, Daniel | 796 | 2 | |
02 | Paschke, Pius | 794 | 1 | |
03 | Hoerl, Jan | 756 | 1 | |
04 | Kraft, Stefan | 599 | 0 | |
05 | Deschwanden, Gregor | 584 | 0 | |
06 | Wellinger, Andreas | 419 | 0 | |
07 | Sundal, Kristoffer Eriksen | 415 | 0 | |
08 | Geiger, Karl | 327 | 1 | |
09 | Ortner, Maximilian | 324 | 1 | |
10 | Hayboeck, Michael | 316 | 0 |
ジャンプ週間総合成績(全4試合中2試合を終えた2025年1月1日現在)
順位 | 名前 | 国 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
01 | Tschofenig, Daniel | 622.5 | 2 | |
02 | Hoerl, Jan | 614.6 | 0 | |
03 | Kraft, Stefan | 613.8 | 2 | |
04 | Deschwanden, Gregor | 608.9 | 2 | |
05 | Forfang, Johann Andre | 600.0 | 0 | |
06 | Paschke, Pius | 597.2 | 2 | |
07 | Hayboeck, Michael | 589.0 | 1 | |
08 | Geiger, Karl | 582.7 | 0 | |
09 | Lanisek, Anze | 579.3 | 6 | |
10 | Sundal, Kristoffer Eriksen | 572.8 | 3 |
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。