第73回 スキージャンプ週間の第2戦が2025年1月1日(水)、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン(ドイツ)で開催され、オーストリアのダニエル・チョフェーニックが優勝した。
ドラマチックな今日の試合でチョフェーニックは、スイスのグレゴア・デシュヴァンデンを2位に、オーストリアのミヒャエル・ハイボックを3位に抑えて勝利を飾った。
ダニエル・チョフェーニックは2本目のジャンプの着地時にかなりぐらつき、ハラハラさせられたが、ジャンプ自体はうまくいき優勝に充分ふさわしいものだった。
チョフェーニックは、「2025年の始まり方として、これ以上のものは望めない。去年も同じことを考えていたから、今日実現してなおさら嬉しい。ジャンプは会心の出来だったけど、今日の着地は良くなかった。でも今はそれもどうでもよくなった。チームメイトのミッヒー(ミヒャエル・ハイボック)と一緒に表彰台に上がれたから、当然チーム内でのお祝いがもっと楽しくなる。僕が上のスタート地点にいる時に彼が2位になったのが聞こえたから(ハイボックの)表彰台入りは確実だというのが分かった。その分僕のプレッシャーも軽くなったし、チームにとっても喜ばしいこと。ミッヒーが安定したパフォーマンスを見せられたことは彼にとっても素晴らしいことだし、僕もものすごく嬉しい」と話した。
(インタビュアー)ジャンプ週間の総合ランキングではまだ3名のオーストリア人選手が上位に並んでいるから、落ち着いて次のインスブルック戦に臨めるのでは?
「本当にその通り。僕ら全員が(オーストリアの)赤白の旗の海を見るのを楽しみにしている。もちろん(ドイツの)オーバーストドルフとガルミッシュ=パルテンキルヒェンもすごい盛り上がりだったけど、今年のインスブルック戦はチケットも完売しているそうだし、特別なものになりそう。オーストリアのファンが沢山来てくれるはずだし、僕らはインスブルック大会をとても楽しみにしている。ジャンプ週間の総合リーダーとしてオーストリアでのホームゲームに臨むのは格別な気分。 本当にスゴイ。なんという素晴らしいシーズン。こんな瞬間は一生でもめったに無いことだから、この瞬間を満喫したい」とチョフェーニックは勝利後のインタビューに答えた。
チョフェーニックは今日の勝利でジャンプ週間総合ランキングだけでなく、ワールドカップ(W杯)総合でも首位に浮上した。
チョフェーニックはW杯総合得点を796ポイントまで伸ばし、これまで首位につけていたピウス・パシュケ(ドイツ、今日は9位)に2点差で首位となった。
今日の4位はスロベニアのアンツェ・ラニセク、5位には今日3人目のオーストリア人選手ヤン・ホアルが続いた。
引き続きオーストリアチームが圧倒的強さを見せている。
ドイツチームはカール・ガイガーが6位、ピウス・パシュケが9位、アンドレアス・ヴェリンガーが10位と、手堅い成績を収めた。それでもスヴェン・ハンナヴァルト以来熱望されているジャンプ週間総合優勝は、今季も望めなさそうだ。 競争相手がとにかく強すぎる。
ドイツのヘッドコーチ シュテファン・ホルンガッハーは、「元旦ジャンプでトップテンに3人入ったらそれはもう良い成績。 トップには少し差をつけられてしまったけど、カール・ガイガーの今日のジャンプは本当に素晴らしかった。表彰台入りしてもおかしくないぐらいだった。ピウス・パシュケは今日は残念ながら1本目が思うようにいかなかった。アンディ・ヴェリンガーはうまく飛んだけど、風に恵まれなかった。総合的に見たら、満足いく結果だったと言える。その時の風の条件がどうかとか、着地がどうかなども含め、最後は総合的に決まる。例えばカール(ガイガー)の着地は理想的とは言い難かった。(ジャンプ週間は)あと2試合あるけれど、トップとの差は開いてしまった。チョフェーニックはとても安定して高いレベルのジャンプを飛んでいる。まだ何が起こるか分からないし、我々は攻撃態勢を崩さずに、1試合ずつ良い結果を出せるようにしていくだけ。一番大事なのはW杯の総合成績」と、話した。
日本チームの今日のトップは12位の中村直幹だった。13位に二階堂蓮が続き、小林陵侑は28位に入った。
小林朔太郎は35位、佐藤慧一は37位で、上位30人による2本目に進めなかった。
W杯男子ガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦(2025年1月1日)トップ10
| 順位 |
ビブ |
名前 |
国 |
飛距離1 |
飛距離2 |
合計 |
| 1. |
2 |
Tschofenig, Daniel |
 |
141.5 |
143.0 |
298.9 |
| 2. |
4 |
Deschwanden, Gregor |
 |
138.0 |
140.5 |
290.3 |
| 3. |
3 |
Hayboeck, Michael |
 |
145.0 |
137.5 |
289.0 |
| 4. |
6 |
Lanisek, Anze |
 |
139.5 |
140.5 |
288.3 |
| 5. |
1 |
Hoerl, Jan |
 |
134.0 |
142.5 |
283.0 |
| 6. |
7 |
Geiger, Karl |
 |
137.0 |
138.5 |
282.7 |
| 7. |
5 |
Forfang, Johann Andre |
 |
136.5 |
137.5 |
281.1 |
| 8. |
11 |
Kraft, Stefan |
 |
131.5 |
140.5 |
278.7 |
| 9. |
9 |
Paschke, Pius |
 |
129.0 |
143.5 |
275.9 |
| 10. |
12 |
Wellinger, Andreas |
 |
126.5 |
134.0 |
274.0 |
W杯男子総合成績 トップ10(2025年1月1日現在)
| 順位 |
名前 |
国 |
合計 |
|
| 01 |
Tschofenig, Daniel |
 |
796 |
2 |
| 02 |
Paschke, Pius |
 |
794 |
1 |
| 03 |
Hoerl, Jan |
 |
756 |
1 |
| 04 |
Kraft, Stefan |
 |
599 |
0 |
| 05 |
Deschwanden, Gregor |
 |
584 |
0 |
| 06 |
Wellinger, Andreas |
 |
419 |
0 |
| 07 |
Sundal, Kristoffer Eriksen |
 |
415 |
0 |
| 08 |
Geiger, Karl |
 |
327 |
1 |
| 09 |
Ortner, Maximilian |
 |
324 |
1 |
| 10 |
Hayboeck, Michael |
 |
316 |
0 |
ジャンプ週間総合成績(全4試合中2試合を終えた2025年1月1日現在)
| 順位 |
名前 |
国 |
合計 |
|
| 01 |
Tschofenig, Daniel |
 |
622.5 |
2 |
| 02 |
Hoerl, Jan |
 |
614.6 |
0 |
| 03 |
Kraft, Stefan |
 |
613.8 |
2 |
| 04 |
Deschwanden, Gregor |
 |
608.9 |
2 |
| 05 |
Forfang, Johann Andre |
 |
600.0 |
0 |
| 06 |
Paschke, Pius |
 |
597.2 |
2 |
| 07 |
Hayboeck, Michael |
 |
589.0 |
1 |
| 08 |
Geiger, Karl |
 |
582.7 |
0 |
| 09 |
Lanisek, Anze |
 |
579.3 |
6 |
| 10 |
Sundal, Kristoffer Eriksen |
 |
572.8 |
3 |
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。