01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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ポーランドのカミル・シュトッホはスリルあるヴァルディフィエメ世界選手権ラージヒル個人戦を制した。スロベニアのペーター・プレヴィッチが銀、ノルウェーのアンダース・ヤコブセンが銅メダルをそれぞれ獲得。
ポーランドのカミル・シュトッホはここプレダッツォでメダルを獲得することに成功。2年前のオスロではノーマルヒル個人戦ファーストラウンド終了後2位につけていたが、最終的にメダルを逃した。しかし今回はやり遂げた。ファーストラウンドで131.5mを飛んでトップに躍り出た。ファイナルでもそのプレッシャーに打ち勝ち、130mのジャンプを見せ、トータル295.8ポイントで彼にとっては初めての世界選手権タイトルを勝ち取った。
「今日は自分の100%を出し切ることができ、とうとう勝つことが出来た。金をとるために尽くして来た全ての努力が報われたので本当に嬉しいし、本当に感動した。」と嬉しさを余すことなくコメントした。
銀メダル争いは熾烈
ペーター・プレヴィッチとアンダース・ヤコブセンの銀メダル争奪戦はエキサイティングなものとなった。最終的に0.6ポイント差で両ラウンドで130.5mのジャンプを見せたペーター・プレヴィッチが289.7ポイントで2位の座についた。この21歳の選手はそれまで今季のW杯では表彰台に上がる成績はなかったがここヴァルディフィエメの世界選手権では2つのメダルをとった。「日を追うごとにジャンプが良くなって行ったのでとても満足している。飛んだ後に1位の表示を見たが、信じられなかった。」とプレヴィッチは話した。
129mと131mのジャンプでアンダース・ヤコブセンは289.1ポイントでスロベニア人を抜くことは出来なかったが、このアレクサンダー・シュトックルの教え子は2009年リベレッチ世界選手権同様銅メダル(リベレッチ大会ではアンドレアス・キュッテル、マルティン・シュミットが1・2位だった)を獲得した。「自分自身のリザルトを誇りに思っている。試合は非常に接戦でトップ15人の選手がメダル争いを繰り広げていた。トップの3名に入れたことは素晴らしい気持ちだ。」とヤコブセンはコメントした。
残念な結果となったオーストリアチーム
このラージヒルでの大会ではオーストリア選手が表彰台に上がることはなかった。ヴォルフガング・ロイツルは4位とメダルを惜しくも逃した。128.5mと132.5mといいジャンプを見せたものの284.9ポイントと表彰台には届かなかった。2年前のオスロで優勝したグレゴア・シュリーレンツァウアーもタイトル防衛ならず8位に終わった。この23歳の選手は125mと1本目から振るわず、すでにファーストラウンドでメダルへのチャンスを逃していた。その他のオーストリア選手は、マニュエル・フェットナー(15位)、トーマス・モルゲンシュテルン(16位)、シュテファン・クラフト(23位)と全員ファイナルに残った。
強いドイツチームだがメダル獲得ならず
木曜日の試合ではドイツチームは全員いいパフォーマンスを見せたが、メダルを獲得することは叶わなかった。リヒャルド・フライタク(129mと128.5m、280.4ポイント)とセヴェリン・フロインド(126.5mと129.5m、276.4ポイント)でそれぞれ6位と9位でトップ10入り。アンドレアス・ヴァンク(127.5mと129.5m、276.4ポイント)、ミヒャエル・ノイマイアー(130.5mと124m、274.3ポイント)も11位と13位でよい結果だった。
スロベニアチームの他の選手はペーター・プレヴィッチについて行くことは出来ず、ロベルト・クラニエッチ(123mと126.5m、264.5ポイント)で21位。ヤカ・フヴァラ(122mと125m、259.8ポイント)、ユーリ・テペシュ(122mと124.5m、258.1ポイント)で25位と28位の結果に終わった。
戦術がものをいった試合展開
戦術的な判断が今日の試合では大きな意味を持つことになった。メダル争いしていた選手たちはコーチ判断でゲートが下げられていた。