| 01 | Lanisek, A. | ![]() |
141.0 | |
| 02 | Nikaido, R. | ![]() |
136.4 | |
| 03 | Prevc, D. | ![]() |
128.0 | |
| 04 | Zografski, V. | ![]() |
125.4 | |
| 05 | Kobayashi, R. | ![]() |
122.7 | |
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2025年ノルディックスキー世界選手権トロンハイム大会(ノルウェー)で、スキージャンプ男子の最後の種目となるラージヒル個人戦が行われ、スロベニアのドーメン・プレウツが金メダルに輝いた。
プレウツは手に汗握るファイナルで、オーストリアのヤン・ホアルを2位に、日本の小林陵侑を3位に抑えた。
優勝を有力視されていたマリウス・リンヴィクとヨハン=アンドレ・フォアファング(共にノルウェー)は、2位と4位に入っていたが、競技後に行われたジャンプスーツの検査で規定違反とされ失格となり、小林陵侑の順位が一つ上がり銅メダルが確定した。
ドーメン・プレウツ(スロベニア)が世界選手権ラージヒル個人戦の新王者となった。
ノルウェーのリンヴィクが最終ジャンプで素晴らしいパフォーマンスを見せたが、プレウツはそれに劣らぬ対抗を見せて金メダルを取るべくして取った。
試合が終わった直後のランキングでは優勝有力候補に数えられていたマリウス・リンヴィクとヨハン=アンドレ・フォアファング(共にノルウェー)が2位と4位につけていたが、その20分後には違う結果が出ることになった。
規定違反のスーツで失格に
ノルウェーチームの競技用のスーツに不正な改造が施された可能性があるという疑惑は、すでに午前中に公表されていた。
国際スキー連盟(FIS)のレースディレクター、サンドロ・ペルティエは、「ノルウェーチームのスーツに無許可の改造が施された可能性があるという示唆を今日の予選が始まる前にすでに受けていた。その後に我々のマテリアルコントロール職員がノルウェー人選手のスーツを検査したが、その際には規定違反はみつからなかった。競技が終わった直後に再度その同じスーツを検査した際は、スーツの縫い目をほどいて、つまりスーツを壊して調べた。そんなことは当然試合前にはできないことだった。
スーツを解体してみると内部の改造が明らかになったため、そのスーツを使用した選手が失格となった」と試合後に状況を説明した。
新世界王者となったドーメン・プレウツは、マテリアルコントロールによる混乱に動じもせず、ここ数日間に世界選手権女子ジャンプ個人戦で金メダル2冠を果たした妹のニカとともに勝利を祝った。
ドーメン・プレウツは3月6日(木)に開催された男子ラージヒル団体戦でもチームメイトと一緒に金メダルに輝いており、今回の世界選手権でプレウツ家が合計4つの金メダルを獲得したことになる。
プレウツ・ファミリー対その他世界各国とも言える闘いで、最終的にプレウツ一家が金メダル4冠となって他の各国を抑え込んだ形となった。信じられないような話だ。
今回の世界選手権スキージャンプ部門でスロベニア(プレウツ家)は金メダル4つ、開催国ノルウェーが金メダル3つを獲得した。
今日のオーストリア勢のトップだったヤン・ホアルはマリウス・リンヴィクの失格により2位となり、日本の小林陵侑は3位に繰り上がり予想外にも銅メダルを獲得することになった。
Nika Prevc
4位はスロベニアのアンツェ・ラニセク、5位はドイツのフィリップ・ライムンド、6位がオーストリアのマキシミリアン・オルトナー、7位がスイスのグレゴア・デシュヴァンデン、8位にドイツのアンドレアス・ヴェリンガーが続いた。
Ryoyu Kobayashi
早くも3月13日(木)にはオスロ(ノルウェー)のホルメンコーレン・ジャンプ台にて、次のワールドカップの試合が予定されている。
そしてその後の週末にはヴィケルスン(ノルウェー)でのスキーフライング大会が続くことになっている。
2025年世界選手権トロンハイム大会 男子ラージヒル個人戦 リザルト
Jan Hörl
Prevc, Domen (SLO)
Lindvik, Marius (NOR)
Forfang, Johann Andre (NOR)
Österreich
Deutschland
Polen
Oberstdorf
Prevc, Nika
(SLO)
Hinzenbach