
01 | Lanisek, A. | ![]() |
482.1 | |
02 | Prevc, D. | ![]() |
475.0 | |
03 | Wellinger, A. | ![]() |
455.8 | |
04 | Tschofenig, D. | ![]() |
451.6 | |
05 | Kobayashi, R. | ![]() |
449.4 | |
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3月17日(日)、スキーフライングワールドカップヴィケルスン大会(ノルウェー)で、オーストリアの二人シュテファン・クラフトとダニエル・フーバーが圧倒的な強さを見せた。第1戦ではクラフトが1位、フーバーが2位、そして第2戦ではフーバーが1位、クラフトが2位となった。
それに加えシュテファン・クラフトは2024年RAW AIR総合優勝を遂げ、さらに2023/24シーズンのワールドカップ総合優勝も決めた。
シュテファン・クラフトにとっては3度目のRAW AIR総合優勝、そして3度目のワールドカップ(W杯)総合優勝となった。
今日の勝利は今季13勝目だった。2月にスキーフライング世界選手権の金メダルも獲っており、この冬のクラフトは 際立った強さを見せていた。
今日の2試合目、スーパーファイナル戦(3ラウンドで競われる)で優勝したダニエル・フーバーは、「今回は素晴らしいRAW AIR(ノルウェーツアー)だった。今日の最終戦を勝利で締めくくることができて、完璧な終わり方になった。RAW AIR総合で表彰台に上がれるとは、もう全く予想していなかった」と、話した。
フーバーはRAW AIRの2試合目、オスロ戦で2本目に進めず総合21位まで順位を落としていた。
しかしその後31歳のフーバーは、試合ごとに順位を上げ、最終的にはRAW AIR総合3位まで追い上げた。
フーバーは、「RAW AIRはスキーフライングで決まることが今日改めて示された。それを今日の僕のジャンプで証明できてものすごく嬉しい」と、喜んだ。
ヴィケルスン・スーパーファイナル:結果
1位 | D. フーバー | ![]() |
689.2 | |
2位 | S. クラフト | ![]() |
671.9 | |
3位 | T. ザイツ | ![]() |
633.0 | |
4位 | P. プレウツ | ![]() |
628.5 | |
5位 | D. プレウツ | ![]() |
619.4 | |
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W杯男子総合ランキング(ヴィケルスン大会後)
1位 | S. クラフト | ![]() |
2063 | 0 |
2位 | 小林陵侑 | ![]() |
1633 | 0 |
3位 | A. ヴェリンガー | ![]() |
1459 | 0 |
4位 | J. ホアル | ![]() |
1133 | 0 |
5位 | P. プレウツ | ![]() |
931 | 0 |
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オーストリアチームにとって喜ばしかったのは、RAW AIRでのフーバーとクラフトの活躍だけでなく、2023/24シーズンのW杯総合優勝が早くもシュテファン・クラフトに確定したことも上乗せされた。
来週末のプラニツァ(スロベニア)での個人戦2試合を残すばかりとなった現在、首位のクラフトは2位の小林陵侑(今日は9位と11位)に430ポイントもの差をつけている。
更に、W杯国別得点でも他を寄せつけない圧倒的な成績でオーストリアが首位となっている。
ヘッドコーチのアンドレアス・ヴィドホルツルはここ数年で、シュテファン・クラフトを中心に非常に強いチームを形成しており、それがシーズン終盤の現在、顕著に示されている。
スキージャンプW杯総合:国別得点
1位 | オーストリア | ![]() |
7361 | 0 |
2位 | ドイツ | ![]() |
4764 | 0 |
3位 | スロベニア | ![]() |
4444 | 0 |
4位 | ノルウェー | ![]() |
3833 | 0 |
5位 | 日本 | ![]() |
2949 | 0 |
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伝統的にスキーフライングを得意とするスロベニアチームも好成績を収めた。
ドーメン・プレウツは第1戦で3位、ティミ・ザイツは第2戦で3位となり表彰台入りを果たし、更にペーター・プレウツがRAW AIR総合で大健闘の2位入賞を飾った。
ペーター・プレウツは来週末、自国スロベニア、プラニツァでのシーズンファイナルで引退することを決めており、もともと伝説的な盛り上がりを見せるプラニツァだが、2024年は新たな次元の盛り上がりとなりそうだ。
それに対し、他のチームはあまり見せ場がなかった。2試合目でポーランドのアレクサンダー・ツニショルが7位、ドイツのアンドレアス・ヴェリンガーが9位、スイスのグレゴア・デシュヴァンデンが10位に入ったものの、それ以外のトップテンはオーストリアとスロベニア勢が占めた。
ドイツのヘッドコーチシュテファン・ホルンガッハーは、「今日のスーパーファイナルは新しい試合形式だった。ラウンド間の待ち時間が少し長すぎる感じがした。私達は残念ながらRAW AIRを良い成績でスタートできなかったが、トロンハイムでは少し改善できた。スキーフライングでは、世界のトップには現在少し引けをとっている。それはオーバーストドルフでもう明らかになっていた。アンドレアス・ヴェリンガーがRAW AIR総合で6位となったなのは、それはそれとして受け止めるしか無い。もちろんもっと上を目指しているが、スポーツでは時として甘んじなくてはいけないこともある」と、説明した。
2024年 Raw Air 総合:最終結果
1位 | S. クラフト | ![]() |
2494.7 | 0 |
2位 | P. プレウツ | ![]() |
2369.1 | 0 |
3位 | D. フーバー | ![]() |
2326.7 | 6 |
4位 | T. ザイツ | ![]() |
2281.9 | 3 |
5位 | M. ハイボック | ![]() |
2239.8 | 0 |
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ジャンパー達は、来週末スロベニア・プラニツァのフライングヒルにて大いなるシーズンファイナルを迎えることになる。
プラニツァ大会では3月22日(金)から24日(日)の間に、この冬最後の3試合が予定されている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は-8時間です。