01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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3月10日(日)、ワールドカップ・オスロ大会(ノルウェー)で男子個人第2戦が開催され、ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングが優勝した。
2位は日本の小林陵侑、3位はオーストリアのシュテファン・クラフトだった。
RAW AIRノルウェーツアーの全16本のジャンプのうちの6本が終わった現時点で、クラフトがRAW AIR総合首位につけている。
今日のドイツ勢トップは、8位のアンドレアス・ヴェリンガーだった。
フォアファングは、「まだ信じられない。今日、夢が現実になった。優勝できてとてつもなく嬉しい。優勝できるとは考えていなかったけど、オスロでの最初の二日間がうまくいっていたから、上位にはつける気がしていた。今は次のトロンハイムでの2試合をとても楽しみにしている」と 、喜んだ。
フォアファングにとっては今季ワールドカップ(W杯)2勝目、通算5勝目となった。
RAW AIRノルウェートーナメントの総合成績では、シュテファン・クラフト(773.5点)が首位、そして今日の勝者フォアファングが762.2ポイントで2位に続いている。総合3位は748.2ポイントのヤン・ホアル(オーストリア)だ。
これまで総合首位につけていたダニエル・フーバー(オーストリア)は今日の1本目が111mと伸びず39位となり2本目に進めなかったため、ファーストラウンドの時点でクラフトがRAW AIR総合首位を引き継ぐことが決まっていた。
シュテファン・クラフトは引き続き素晴らしいパフォーマンスを見せて、今日の3位となり、RAW AIR総合首位の座を更に強固なものとした。
クラフトは、「昨日よりは風が弱まっていたけど、それでも難しい風が吹いていた。とは言え素晴らしい試合だった。このジャンプ台が大好きだし、今日の試合とその結果にとても満足している」と話した。
クラフトはRAW AIR総合首位(2位のフォアファングに11.3点差)として、そしてW杯総合首位(1,738ポイント、2位の小林陵侑に276点差)として次のトロンハイム戦に臨むことになる。
小林陵侑は、今シーズンなんと10度目(!)の2位入賞となった。
スロベニアのドーメン・プレウツは1本目を首位で折り返したが、最終的に4位となった。
ノルウェーのロバート・ヨハンソンは5位で、今季の最高成績を収めた。
フィンランドのニコ・キュトサホは自己最高成績の7位を達成し、世界の頂点へ向けて大きな一歩を進めた。フィンランド勢としては待望のトップ成績となった。RAW AIR総合ではキュトサホは現在12位につけている。
8位にはドイツのアンドレアス・ヴェリンガーが続いた。
オスロ大会ではあまり振るわなかったヴェリンガーは、「今日も難しい天候条件だったけど、ホルメンコーレンではそういうもの。今週末のオスロ大会では自分の実力を出しきれなかった。火曜のトロンハイム戦ではまた全力で攻めていく」と、意気込みを見せた。
人気者の葛西紀明(51歳)は、日曜のホルメンコーレンで悲運と幸運の両方に見舞われた。まずは予選で難しい風にあたり75mで落とされてしまった。普通ならこれで葛西のRAW AIRは終了を意味するが、スイスのレモ・イムホーフが失格になったことにより、葛西が50位に繰り上げとなり、トロンハイム戦とヴィケルスン戦への出場権を得ることができた。
今日の試合で日本チームからは2位の小林陵侑の他に、二階堂蓮が9位、佐藤慧一が28位に入った。小林潤志郎は40位だった。
ジャンパー達は、明日11日(月)に次の開催地トロンハイムへと移動することになっている。
来季のノルディックスキー世界選手権のために建て替えられたトロンハイムの新しいジャンプ競技場を舞台に、12日(火)にノーマルヒル戦が、そして13日(水)にはラージヒル戦が予定されている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は-8時間です。