01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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2試合が予定されている男子ワールドカップ(W杯)オスロ大会(ノルウェー)で3月9日(土)に第1戦が開催され、W杯総合首位のシュテファン・クラフト(オーストリア)が実力を発揮して勝利を飾った。かなり厳しい天候条件のもと、クラフトはノルウェーのクリストファー=エリクセン・スンダルを2位に、ヤン・ホアル(オーストリア)を3位に抑えて勝った。
昨日の予選で1位だったダニエル・フーバー(オーストリア)は、今日は6位となりRAW AIR総合首位の座を守った。
オスロの由緒あるホルメンコーレン・ジャンプ台での今日の試合は、変わりやすい難しい風に見舞われ、特にファーストラウンドはかなり難しい条件となって、楽な試合ではなかった。
難しい風に当たってしまった選手は、ほとんど手も足も出ず「やられて」しまった。 フィンランドのエトゥ・ノウシアイネン(46位)や、ノルウェーのロバート・ヨハンソン(44位)、そしてドイツのフィリップ・ライムンド(48位)などは、難しいコンディションに当たってしまい、2本目へ進むチャンスは全く巡ってこなかった。
難しい天候条件下での試合で上位につくには、ちょっとした運の後押しが必要だ。
今日の試合で、その運を掴んで本領を発揮したのがシュテファン・クラフトだった。
クラフトは2位のスンダルに8.8点の差をつけて優勝した。
クラフトは、「信じられないぐらい。2本目のジャンプはばっちり決まってロケットみたいだった。通常通りの飛行曲線に乗れた。昨日から今日にかけて良い修正ができて本当に良かった。すごく嬉しい。Raw-Airシリーズは今やっと始まったばかりで、最終的にどうなるかは(最終会場の)ヴィケルスンでのスキーフライング戦まで分からない」と、インタビューに答えた。
今日の2位 クリストファー=エリクセン・スンダル(ノルウェー)は、今シーズンすでに2度(ヴィリンゲン戦と札幌戦)3位となっており順調だ。2位入賞はスンダルにとって自己最高成績だ。
3位はラハティ戦で優勝したヤン・ホアルだった。「またクラフティ(シュテファン・クラフト)と一緒に表彰台に上がらせてもらったのは感激だった。今のところ、どこのジャンプ台で飛ぶかは問題じゃないみたい。本当にクールなジャンプができた。かなり風の運に左右される試合だったけど、僕は2回とも良い風に恵まれた。当然スキージャンプにはつきものだけど、良い運ならもちろん歓迎」と、話した。
スロベニアチームからはティミ・ザイツが7位、ペーター・プレウツが8位、復帰したアンツェ・ラニセクが11位に入り上々の団体成績となった。
ポーランド勢のトップはピオトル・ジーワで12位だった。
ドイツチームのトップは14位のピウス・パシュケだった。アンドレアス・ヴェリンガーは20位となり、「今日はホルメンコーレン特有の難しさで、あんまり楽しめなかった。ウインドファクターでもらった点と体感に差があった。でもそういうことは時々あるから仕方ない」と、コメントした。
日本チームからは、二階堂蓮が13位、小林潤志郎が21位に入った。小林陵侑は38位、佐藤慧一は43位、葛西紀明は47位で上位30人による2本目に進めなかった。
ダニエル・フーバー(オーストリア)は昨日の予選で首位となり、今季のRAW AIR ノルウェーツアーを総合ランキングトップでスタートしたが、今日は6位となって総合首位の座を守った。
フーバーは、「今日のジャンプは本当に難しかった。僕は手堅いジャンプを2本揃えられて良い試合になった。今はジャンプが凄く楽しい。この感じをぜひ維持していきたい」と、話した。
現時点でフーバーが382.2ポイントでRAW AIR総合首位、クラフトは昨日の15位から2位に浮上した。クラフトとフーバーの差は2.8点だ。
クラフトに0.7点差でヨハン=アンドレ・フォアファング(今日は5位)が総合3位に続いている。
RAW AIRの全16本のジャンプのうち3本のジャンプが終わった現時点で、ヤン・ホアルとミヒャエル・ハイボックも4位・5位に入っており、上位5人のうち4人がオーストリア人選手となっている。
W杯男子オスロ第1戦:全リザルト
3月10日(日)13:00(日本時間21:00)からはオスロ大会男子第2戦のための予選が、そして14:20(日本時間 22:20)からは本戦が開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。