01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
全リザルト » |
1月3日(水)、第72回ジャンプ週間の3試合目となるインスブルック戦(オーストリア)が開催され、オーストリアのヤン・ホアルが優勝した。今日も難しい条件となったスリリングなインスブルック戦で、ホアルは小林陵侑を2位に、ミヒャエル・ハイボック(オーストリア)を3位に抑えた。
ジャンプ週間総合優勝を巡る闘いは、小林陵侑とドイツのアンドレアス・ヴェリンガー(今日は5位)の一騎打ちとなりそうで、決着は6日(土)に開催されるオーストリア、ビショフスホーフェンでの最終戦まで持ち越されることになった。
それでなくともスリリングなインスブルック戦とジャンプ週間総合決戦だが、それに加えコロコロ変わる風が更なる緊張を生む試合となった。
ファイナルラウンドで最後の7人が飛ぶ前には、風が強くなりすぎたために審判団は10分の中断を余儀なくされた。しかしその判断は正しかった。
その中断の後に日本の小林陵侑と、今日の勝者ヤン・ホアルが素晴らしいジャンプを収めた。
特にホアルは2本目のジャンプで納得のできを見せ、ワールドカップ(W杯)通算2勝目を祝うことになった(初優勝は2021年のヴィスワ戦)。
ホアルは、「当たって砕けろの気持ちで攻撃に出るしかなかった。僕の場合はそれが一番うまくいく。観客の盛り上がりは素晴らしかったけど、その分スタート地点では緊張した。待ち時間は焦らされて簡単ではなかった」と、試合後のインタビューに答えた。ビショフスホーフェン出身のホアルにとっては、次のジャンプ週間ファイナルはホームゲームとなる。
オーストリアのヘッドコーチ、アンディ・ヴィドホルツルは、「ヤン(ホアル)に脱帽!本当にうまくやった。今日はものすごく素晴らしかった」と、ベルクイーゼル・ジャンプ台のホームゲームでのホアルの勝利とオーストリアチームの好成績を喜んだ。
上位13人のうちオーストリアから6人も入り、圧倒的な団体成績だった。
日本チームからは2位の小林陵侑の他に、二階堂蓮が12位、小林潤志郎が30位に入った。
小林陵侑 ジャンプ週間総合首位に浮上
ホアルは今日の勝利でジャンプ週間総合3位につけた。
そして、今日2位だった小林陵侑が総合首位に浮上した。
これまで1.8点差で首位につけていたアンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)だったが、インスブルック戦で小林が6.6ポイント追い上げ計857.6ポイントとなり、ヴェリンガー(852.8ポイント)に4.8点差で首位となった。ヴィリンガーに18.8点差でホアルが総合3位に続き、シュテファン・クラフト(オーストリア)がホアルに10.2点差で4位となっている。
ビショフスホーフェンで予定されているジャンプ週間最終戦は天気予報によるとまた難しい天気にみまわれそうで、まだ何が起こるか分からないものの、普通にいけば総合優勝争いは小林陵侑とアンドレアス・ヴェリンガーの一騎打ちになりそうだ。
ドイツのヘッドコーチ、ホルンガッハーは、「今日のアンディ(ヴェリンガー)のジャンプは非常によくて、素晴らしい試合をした。当たる条件が違ってはいたけれど、良いジャンプを決めたことが大事。引き続き頑張る。次はビショフスホーフェンだ。アンディはビショフスホーフェンのジャンプ台を得意としているし、スピードの利点があるアンディにチャンスはある」と、1月6日(土)のジャンプ週間ファイナルへの期待を語った。
ヴェリンガーも、「ビショフスホーフェンのジャンプ台がものすごく好き。天候条件がある程度良ければ、陵侑との差は約2.5mだけだから問題ない」と、闘志を見せた。
土曜のビショフスホーフェン大会では、小林陵侑とアンドレアス・ヴェリンガーの対決から目が離せない。
ビショフスホーフェン大会では、1月5日(金)に公式トレーニングと予選(16:30、日本時間 翌0:30 開始予定)が行われ、6日(土)16:30(日本時間 翌0:30)から本戦が開催される予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。