01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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2試合が予定されているワールドカップ男子クリンゲンタール大会(ドイツ)で、12月9日(土)に第1戦が行われ、ドイツのカール・ガイガーが優勝した。飛距離合戦の様相を呈した今日の試合で、30歳のガイガーは1年以上ぶりの勝利を遂げた。ファイナルラウンドでガイガーは、オーストリアのシュテファン・クラフトを2位に、日本の小林陵侑を3位に抑えた。
クリンゲンタール・アリーナに集まった8千人以上の観客は、素晴らしい試合を目の当たりにすることになり、来た甲斐が充分にあった。
今日の試合は、クリンゲンタールと言うよりオスロのホルメンコーレンを思い起こさせるような濃い霧に見舞われたものの、ジャンパー達は高レベルの試合を繰り広げた。
カール・ガイガーは144mと146mの大ジャンプで観客を沸かせ、「今日の1本目のジャンプは信じられないくらいうまくいった。その後2本目でも同じぐらい良いジャンプを見せることができて、ものすごく嬉しい。今日こんなにうまくいくとは自分でも予測していなかった。今日の授賞式では一瞬ごと感慨を噛み締めていた」と、試合後のインタビューに答えた。
ガイガーにとってはワールドカップ(W杯)通算14勝目となる勝利で、2022年1月のティティゼー=ノイシュタット戦(ドイツ)以来の快挙だった。
今日のガイガーの勝利によって、オーストリアのシュテファン・クラフトの連勝が4で止まった。
クラフトは140mと144.5mのジャンプを収め、ガイガーとの差は最終的に1.2ポイントだった。「本当に素晴らしい試合だった。今日見に来てくれた観客全員が心から感動してくれたと思う。勢いをうまく利用することができたから、うまくいった感触が自分でもあった。2本目は今週末で一番良いジャンプになった。それを起点にしてまだ改善できそう」と、クラフトは喜びを伝えた。
W杯総合成績では、クラフトが計480ポイントで首位、2位には320ポイントのアンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ、今日の4位)、そしてカール・ガイガーとピウス・パシュケ(ともにドイツ)が続いている。
クリンゲンタール第1戦ではドイツチームから1位、4位、5位を出しており、またも優秀な団体成績となった。 シュテファン・ライエは14位だった。
日本チームからは、小林陵侑が3位、二階堂蓮が21位、小林潤志郎が25位に入り、内藤智文は38位だった。
スロベニアのアンツェ・ラニセクはファイナルラウンドで目にも鮮やかな146m(審判3人が20点満点をつけた)を収めて会場を盛り上げ、6位となり好成績を収めた。
スイスのグレゴア・デシュヴァンデンが7位、オーストリアのミヒャエル・ハイボックが8位、ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングが9位、そしてオーストリアのヤン・ホアルがトップテンを締めくくった。
アンティ・アールトは22位で、ジョヴァンニ・ブレサドラは24位で、それぞれフィンランドとイタリアにW杯ポイントを加算した。
クリンゲンタール大会の2戦目は、12月10日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。