01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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2試合が予定されているワールドカップ男子ヴィケルスン・スキーフライング大会で3月18日(土)に第1戦が行われ、開催国ノルウェーのハウヴォル=エグナー・グランルードが優勝した。2位・3位にはオーストリアのシュテファン・クラフトとダニエル・チョフェーニックが並んだ。グランルードは今日の勝利で、ワールドカップ総合優勝とRAW AIR総合優勝にまた一歩近づいた。
今日の優勝でグランルードのワールドカップ(W杯)総合優勝はほぼ確実となった。今季残すところあと4試合となった現在、グランルードは1,978ポイントで、総合2位のダヴィド・クバツキ(ポーランド、今日の8位)が1,592ポイントをマークしている。
しかしRAW AIR総合は、あと3本のジャンプが残っているが、どうなるかまだまだ分からない。グランルードは28.5点差で首位につけているが、スキーフライング戦では1本のジャンプでこの差を埋めることが可能だ。
グランルードは圧倒された様子で、「本当に良い感触。今日はかなり良いジャンプだったし、本当にきれいな飛翔が決まって、とにかく素晴らしい試合だった。ヴィケルスンは全ノルウェー人にとって特別な場所で、ノルウェーのスキージャンパーにとって最も大事な大会とも言えると思う。だから最後の結果を待つ間、ものすごく緊張していた。沢山の友達や家族にも会えて素晴らしかった」と、喜びを伝えた。
それでもRAW AIR総合は、決まったわけでは全然ない。「シュテファン(クラフト)は信じられないぐらいうまくて、彼を抑えるためには僕も本当にうまく飛ばないと無理」と、グランルードは話した。
シュテファン・クラフト(オーストリア)はトライアルラウンドで249mの飛翔の後、大転倒して今日一番の衝撃が走った。しかしその後、クラフトは医師からの出場許可を得て、本戦で目にも鮮やかなパフォーマンスを見せた。大クラッシュから数分後にクラフトはまた239mの大ジャンプを収めた。信じられないことだ。
クラフトは、「今日はハウヴォル(グランルード)と本当にすごい接戦だった。僕は本当にうまくやれたと思うし、トレーニングラウンドでの転倒の後でも集中力を維持して、ハウヴォルと接戦してチャンスをつないだ自分を誇りに思う。体中にアドレナリンがあふれいてた。集中力を保って攻撃的なジャンプをするのは本当に難しかったけど、自分のジャンプに感動した。それでもとても良い試合だった。明日起きた時に、体調が良いことを祈っている。転倒した時は本当に強い衝撃だった。ハウヴォルはものすごく安定してそして強い。今日の2位に満足しているけど、最後までどうなるか分からないから、頑張ってみるつもり」と、闘志を見せた。
オーストリアのダニエル・チョフェーニックは、どんどん調子を上げており3位入賞を果たした。チョフェーニックの彼女アレクサンドリア・ルーティト(カナダ)は今日の午前中に女子新記録222mのジャンプを収めていた。
4位は日本の小林陵侑、5位はアンツェ・ラニセク(スロベニア)、6位はオーストリアのミヒャエル・ハイボックだった。
ヴィケルスン・フライング大会の2試合目は、3月19日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開始予定だ。
ハウヴォル=エグナー・グランルードがあと1勝を遂げればW杯総合優勝が決まることになる。
RAW AIR 男子総合ランキング
スキージャンプW杯男子総合成績
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。