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フライング世界選手権 初日リンドヴィクがリード

作成: 11.03.2022 19:15 / sk

3月11日(金)、国際スキー連盟(FIS)スキーフライング世界選手権ヴィケルスン大会(ノルウェー)で、全4本からなる個人戦の前半2本が行われ、ノルウェーのマリウス・リンドヴィクが首位につけた。北京五輪ラージヒル戦で金メダリストとなったリンドヴィクは、ヴィケルスンの巨大ジャンプ台で232.5mと226.5m(計457.5ポイント)の飛翔を収めた。

1位のリンドヴィクと2位のシュテファン・クラフト(オーストリア)との差は6.5点となっている。

リンドヴィクは「その差は、特にスキーフライングだし本当に小さい。それでも今日は僕にとって素晴らしい流れだったし、もちろんとても満足している」と、説明した。

 

シュテファン・クラフトは、225.5mと230mのジャンプで2位となり、首位を狙うのに理想的なポジションにつけた。クラフトは、「1日目を終えて良い位置につけることができて、とても満足している。今日の2本目のジャンプは、全てがうまく機能して、ばっちり決まった。それを飛型審判も見てくれた」と話した。クラフトの2本目では20点満点をつけた審判が2人おり、3人が19.5点をつけた。

 

クラフトの後には3位から5位にスロベニア勢の3人、ドーメン・プレウツ、ティミ・ザイツ、アンツェ・ラニセクが続いた。スロベニアチームの中で一番「下」だったペーター・プレウツも7位とトップテンに入った。スロベニア勢のスキーフライングの強さは目を見張るばかりだ。

そのスロベニア勢の間に挟まってロバート・ヨハンソン(ノルウェー)が6位に入り、オーストリアのミヒャエル・ハイボックが8位、ヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)は9位だった。

 

日本チームからは、小林陵侑が10位、佐藤幸椰が11位に続いた。小林潤志郎は33位、中村直幹は37位で上位30人による2本目に進めなかった。

 

ドイツとポーランドからはトップ10に入らず

4人のドイツ人選手カール・ガイガー、セヴェリン・フロインド、コンスタンティン・シュミット、アンドレアス・ヴェリンガーが13位〜16位に並んだ。ガイガーと首位のリンドヴィクの差は67.6点となっている。

スキーフライングでは絶対無いとは言えないものの、リンドヴィクとクラフトの今の好調さを考えると、その差を埋めるのは難しそうだ。マルクス・アイゼンビッヒラーは22位だった。

 

ポーランド勢のトップは、意外にもヤコブ・ヴォルニーで12位だった。ピオトル・ジーワが19位、カミル・ストッフが21位、パヴェル・ヴァセク29位で、ポーランドチームにとっては望むような成績とはならなかった。この冬なかなか思うようにいっていないポーランドチームだが、ヴィケルスンでも同じような状況のようだ。

 

スキーフライング世界選手権個人戦の後半(ラウンド3・4)は、3月12日(土)16:30(日本時間 翌0:30)から開始予定となっている。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
242.5m
Zajc, Timi (SLO)
最短ジャンプ
139.5m
Larson, Casey (USA)
平均飛距離
196.3m
K点越えジャンプ
57.1%
ネーション数
15
トップ10のネーション数
4
トップ30のベストネーション
5
Deutschland
Lindvik, Marius
05.03.22
Oslo
Norwegen
06.03.22
Tande, Daniel Andre (NOR) Oslo