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フライング世界選手権 クラフトが予選1位

作成: 10.03.2022 18:46 / sk

3月10日(木)、国際スキー連盟(FIS)スキーフライング世界選手権ヴィケルスン大会(ノルウェー)で予選が行われ、オーストリアのシュテファン・クラフトが1位になった。クラフトは230mのジャンプを決めて、チームメイトのミヒャエル・ハイボック(233m)を2位に、スロベニアのアンツェ・ラニセクを3位に抑えた。小林陵侑は9位だった。

2022年スキーフライング世界選手権の初日となった今日、公式トレーニングが2ラウンド行われ、その後予選が開催された。

理想的な天候の中で行われたトーニングの後、各チーム4人の代表選手が選ばれた(ドイツは、前回の世界選手権で金メダルを獲得したカール・ガイガーも入れて5人が参戦できる)。

Stefan Kraft

 

トレーニングでは特にスロベニア勢の強さが目を引いた。ロヴロ・コスとツェネ・プレウツも好パフォーマンスを見せたものの、出場枠に入れなかった。ティミ・ザイツ、アンツェ・ラニセク、そしてプレウツ兄弟ペーターとドーメンが更に強いジャンプを収めて出場権を得た。

その後の予選では、スロベニアチームから3位にラニセク、4位にドーメン・プレウツ、11位にザイツ、16位にペーター・プレウツが入った。

日曜の団体戦では、スロベニアが金メダル候補と見られている。

 

合計4本のジャンプ(金曜と土曜の2本ずつ)で競われる個人戦では、シュテファン・クラフトが優勝候補と目されている。

今日230mのスキーフライングを決めたクラフトは、「今日は本当にスゴイ日だった。1本目のジャンプでは、まだちょっとうまくいかなかったけど、2本目ではずっと良くなって、予選では本当にうまく決まった。ここヴィケルスンでの週末をものすごく楽しみにしてる」と、話した。2022年スキーフライング世界選手権を制するものはシュテファン・クラフトを越えなくてはならない。

 

ドイツチームも好調だった。6位にカール・ガイガー、8位にコンスタンティン・シュミット、10位にアンドレアス・ヴェリンガー、13位にマルクス・アイゼンビッヒラーが入って、メダル獲得への期待が高まる。その中でも個人戦のタイトル保持者、カール・ガイガーはメダル候補と見られている。

 

ノルウェーチームのトップは5位のマリウス・リンドヴィクだった。前大会の団体戦で優勝したノルウェーは、タイトル保持者として参戦する。

スロベニア、オーストリア、ドイツ以外では、団体戦で一番メダル獲得のチャンスがありそうなのはノルウェーだろう。

 

日本チームからは、小林陵侑が9位、佐藤幸椰がティミ・ザイツと同点で11位、中村直幹が29位、小林潤志郎が32位に入った。

 

スキーフライング世界選手権の個人戦は3月11日(金)16:30(日本時間 翌0:30)から開催される予定となっている。

 

全リザルト

フライング世界選手権:大会日程

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
242.5m
Zajc, Timi (SLO)
最短ジャンプ
139.5m
Larson, Casey (USA)
平均飛距離
196.3m
K点越えジャンプ
57.1%
ネーション数
15
トップ10のネーション数
4
トップ30のベストネーション
5
Deutschland
Lindvik, Marius
05.03.22
Oslo
Norwegen
06.03.22
Tande, Daniel Andre (NOR) Oslo