01 | Hoerl, J. | 310.5 | ||
02 | Tschofenig, D. | 304.0 | ||
03 | Deschwanden, G. | 298.7 | ||
04 | Wellinger, A. | 291.5 | ||
05 | Geiger, K. | 291.1 | ||
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1月22日(土)ワールドカップ男子ティティゼー=ノイシュタット大会(ドイツ)で第1戦が行われ、ドイツのカール・ガイガーが優勝した。好条件に恵まれたホーホフィルスト・ジャンプ台にて、ガイガーはスロベニアのアンツェ・ラニセクを2位に、同僚のマルクス・アイゼンビッヒラーを3位に抑えた。
これまで、このジャンプ台を得意としていなかったカール・ガイガーだが、今日はファイナルラウンドで圧倒的なジャンプを収めて優勝を決めた。この勝利でワールドカップ(W杯)総合成績で日本の小林陵侑を抑えて、ガイガーが首位に浮上した。
「今日はすごく良い日になった。ここで勝てるとは本当に思っていなかった。ここのジャンプ台ではいつも苦戦していた。今回はこれまでよりずっと上手くいった。昨日からレベルの高いジャンプだったけど、今日は2本とも本当に良いジャンプを収めることができた。この良い感覚を維持していきたい。ものすごく嬉しい」と、オーバーストドルフ出身のガイガーは勝利後のインタビューに答えた。
ガイガーにとってはW杯通算12勝目、今季3勝目の勝利だった。
アンツェ・ラニセクは今日も2位入賞で、今季の好調さを再度裏付けた。25歳のラニセクはW杯1勝(2021年11月28日のルカ戦)を遂げているが、今日は通算6度目の2位だった。
シュテファン・ホルンガッハー率いるドイツチームは、他にマルクス・アイゼンビッヒラーが3位に入っただけでなく、シュテファン・ライエが8位、コンスタンティン・シュミットが9位、ユスティン・リッソも11位となり、ヘッドコーチの機嫌も上々の団体成績となった。
マルクス・アイゼンビッヒラーは、「とても満足している。昨日はまだ満足できる出来ではなかった。良い方法をみつけたんだ。昨日コーチ陣と話したいとお願いして、それがホント良かった。コーチがみつけてくれたことを信じて、その点をトレーニングすることができた。ジャンプも全体的に良くて、3位になれて本当にハッピー。このジャンプだったら、もし今日の結果が5位とか7位だったとしてもとても満足していたはず」と、話した。
W杯総合首位を競うハルヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)と小林陵侑は今日は4位と5位で、首位の座をガイガー(総合997点)に渡してしまった。ガイガーと2位の小林陵侑(986点)の差は11点、グラネルード(749点)は3位に続いている。
ネーションズカップ(国別得点)でも、ドイツが3,247ポイントで首位に浮上した。2位はオーストリア(3,129ポイント)、3位にはノルウェー(2,903ポイント)が続いている。日本は順位を一つ落とし5位(2509ポイント)となった。
スロベニアチームもラニセクの他にツェネ・プレウツが6位、ロヴロ・コスが7位に入り、優秀な団体成績を収めた。北京五輪の団体戦ではスロベニアチームが上を狙ってくるはずだ。
今日のオーストリアのトップはヤン・ホアルで10位、マヌエル・フェットナーは納得の14位、シュテファン・クラフトは22位だった。
スイス勢のトップは15位のグレゴア・デシュヴァンデンだった。
日本チームからは5位の小林陵侑の他に、佐藤幸椰が13位、中村直幹が26位に入り、小林潤志郎は32位、伊東大貴は45位だった。
ティティゼー=ノイシュタット第2戦は1月23日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。