01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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ドイツ、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンで今年第100回目となる元旦ジャンプが開催され、これ以上無い接戦が繰り広げられた。最終的に小林陵侑がドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーに0.2点差で優勝した。3位はスロベニアのロヴロ・コスだった。
小林陵侑は「こんなに素晴らしい新年の始まりとなって本当に嬉しい。今日は満喫することができた。マルクス(アイゼンビッヒラー)はとても良いジャンプを収めた。彼が飛んだ時に見ていた人が歓声をあげているのが聞こえたから、ずい分飛距離が伸びたんだなと、思った。正直なところ、2本目を飛ぶ前には少しプレッシャーを感じていた。今はインスブルック戦だけに狙いを定めているから、総合成績のことは全然考えていない」」と、話した。
アイゼンビッヒラーはファイナルラウンドで143.5mの大ジャンプを決め、1本目で首位につけていた小林陵侑にすさまじいプレッシャーをかけた。しかし小林はまたも正しい答え出して、0.2点差で勝利をつかんだ。
小林は、「2019年にジャンプ週間総合とワールドカップ総合で優勝した時と比べると、もっと良く自分自身と自分の実力を評価できるようになったと思う。この2年で沢山の経験を積むことができた。ジャンプ週間はまだまだ決まったわけではない。今は13点の差で首位についているけど、2試合が残っているわけで、まだ何か起こるかわからない」と、インタビューに答えた。
バイエルン出身のマルクス・アイゼンビッヒラーは、「スタートする前は少し緊張していた。今日のジャンプは素晴らしくうまくいって、ものすごく嬉しかった。本当に満足している。陵侑はすごく良いジャンプを収めているし、着地もとても上手い。最終的に彼の方が良い成績だったんなら、とにかく彼の方が上手かったということ。僕は通常通り自分のやるべきことをやる。それで結果がどうなるかはその時にならないと分からない」と、話した。
今日の2位入賞で、アイゼンビッヒラーはジャンプ週間総合の4位に浮上した(小林陵侑に21.1点差)。
総合首位の小林陵侑(593.2ポイント)とアイゼンビッヒラーの間に、ノルウェーのマリウス・リンドヴィク(580ポイント)とスロベニアのロヴロ・コス(575.5ポイント)がいる。
ロヴロ・コスは今日の試合で大健闘の3位入賞を果たした。
2020年のガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で優勝したマリウス・リンドヴィクは今日は4位だった。
オーストリア勢のトップだったヤン・ホアルは5位、日本の佐藤幸椰は納得の6位となった。
日本チームからは他に、中村直幹が21位、伊東大貴が29位に入り、小林潤志郎は44位だった。
ドイツのカール・ガイガーにとっては失意の一日となった。オーバーストドルフ出身のガイガーは今日は7位で終わり、ジャンプ週間総合5位の座だけでなく(現在6位)、ワールドカップ(W杯)首位の座も失った。
W杯リーダーの黄色いゼッケンは小林陵侑が受け取った。今日の試合後の時点で小林陵侑がガイガーに21点の差をつけて首位に浮上した。W杯総合3位にはノルウェーのハルヴォル=エグナー・グランルード(473ポイント)が続いている。
ポーランドチームにとってはオーバーストドルフ戦に続いて、2大会連続の残念な結果となった。ファイナルラウンドに進めたのは11位のピオトル・ジーワと23位のヤクブ・ヴォルニーだけだった。
この数日、風邪気味のジーワは、「今日はオーバーストドルフ戦に比べたらずっとうまくいった。それでも僕のジャンプはまだまだ有るべき形になっていない。次のインスブルック大会を楽しみにしている。とにかくもっと改善して、良いジャンプを見せたい」と、話した。
ジャンプ週間は、1月3日(月)13:30(日本時間21:30)から予定されているオーストリア・インスブルック大会の予選へと続く。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。