01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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スキージャンプ週間第2戦となる元旦ジャンプのための予選が12月31日(金)にドイツのガルミッシュ=パルテンキルヒェンで行われ、マルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)が1位になった。ヒルサイズ142mのオリンピック・シャンツェにてアイゼンビッヒラーは二人の優勝候補、小林陵侑とカール・ガイガー(ドイツ)を抑えて首位につけた。
アイゼンビッヒラーは137m(144.9ポイント)のジャンプを収めた後、「正直に言ってしまうと、今日のジャンプがこんなにうまく行くとは思っていなかった。ただただオーバーストドルフでやり続けていたことをやっただけ。まだ完全に安定した感触をつかんだわけではないけれど、どんどん良くなっているし、自信もついてきている。テイクオフの直後はスキー板の感触をうまくつかめなかったけど、とにかく上手くいくように踏ん張ったら本当に良いスピードが出て飛距離を伸ばせた。テレマークもうまくきまったし、本当に嬉しい」と、喜びを伝えた。
現時点のジャンプ週間総合成績でアイゼンビッヒラーは7位につけており、首位の小林陵侑には20.9点差となっている。
2018/19シーズンにジャンプ週間総合優勝を飾った小林陵侑は、今日も納得のジャンプで2位となり、総合優勝争いで恐らく最大のライバルとなるカール・ガイガーを3位に抑えた。
ガイガーの後には強豪のオーストリア陣が続いた。ヤン・ホアルが4位、ダニエル・チョフェーニックが6位、マヌエル・フェットナーが7位だった。シュテファン・クラフトが本戦進出を果たせなかったものの、元旦ジャンプでオーストリア勢も上位を狙ってきそうだ。
シュテファン・クラフト(28歳)が予選敗退となったのは、全く予想外の展開だった。2014/2015シーズンにはジャンプ週間総合優勝を遂げたクラフトは、今シーズンに入ってからも既にワールドカップで1勝を挙げ(クリンゲンタール戦) 好調だったが、今日は最初からうまくいかなかった。
公式トレーニングの時点で全く調子をつかめていない様子だったクラフトは、「とにかく今日は全然うまくいかなかった。コーチと一緒に全力を尽くしたけど、どうしてもうまく機能しなかった。今日は最悪の一日だったけど、それも受け入れないと。とにかく今日はうまくいかなかった。わざとこんなに短くとぼうと思っても多分うまくいかないと思う。今から気持ちを入れ替える。明日はまた新しい一日だし、新しい一年が始まる。とにかく続けていかないと」と、説明した。
ノルウェーチームは、オーバーストドルフでも輝かしい活躍をみせたが、今日も強かった。しかし、優勝を有力視されているハルヴォル=エグナー・グランルードは27位と伸び悩んだ。明日の試合でグランルードがどこまで合わせてくるか楽しみだ。
日本チームからは小林陵侑の他に、佐藤幸椰が6位、中村直幹が12位、伊東大貴が34位、小林潤志郎が50位で本戦進出を決めた。佐藤慧一は53位で、上位50位による本戦へ進めなかった。
明日100回目の開催となる伝統の元旦ジャンプ、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦は、14:00(日本時間22:00)からスタートする予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。