01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
全リザルト » |
世界選手権はますますおもしろくなってきた。ノルディックスキー世界選手権オーバーストドルフ大会(ドイツ)で3月4日(木)、男子ラージヒル戦の予選が行われ、オーストリアのシュテファン・クラフトが1位になった。2017年の世界選手権で金メダルに輝いたクラフトは、今日はヒルサイズ137mのラージヒルで127m(143.5ポイント)のジャンプを飛び、ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングを2位に、ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーを3位に抑えた。
シュテファン・クラフトは、ここ数週間で見せていた復調の兆しを今日の成功でしっかりと裏付けた。これで、明日行われる本戦でのメダル獲得に期待が高まった。
同じことはヨハン=アンドレ・フォアファングにも言える。フォアファングは、ハルヴォア=エグナー・グラネルードが(Covid19陽性のため)欠場したことにより出場権を得たが、自分のやるべきことを果たしたと言えるだろう。これまで驚くべき展開が多発している今回の世界選手権で、今日予選2位となったフォアファングもさらなるサプライズとなる健闘を見せてくれるかもしれない。
優勝候補と目されていたハルヴォア=エグナー・グラネルードは、新型コロナウィルスの検査で陽性結果が出たため、今日の予選を隔離中のホテルから観戦することになった。
その一方で、今シーズンのワールドカップ総合優勝が、早くも今日、グラネルードに確定したという喜ばしいニュースが入ってきた。
当初の予定では次の2週間で行われるはずだったRAW AIRノルウェーツアーが中止となり、代替戦が1試合しか確保されないことが決まり、首位のグラネルードと2位との差が残りの3試合では埋まらないことがはっきりした。
グラネルードのW杯総合Vが確定 >>
マルクス・アイゼンビッヒラーが予選3位となり、ドイツチームの更なるメダル獲得への望みが高まった。今日のアイゼンビッヒラーは127.5m(140.8ポイント)のジャンプを飛んだ。明日の本戦でもこのジャンプを2本揃えられたら上位争いが期待できるはずだ。
アイゼンビッヒラーは、「なんとか上位につけたから良かった。ジャンプは完璧ではなかったけど、今日という日に満足している」と、明日の試合に向けて楽観的な様子を見せた。
世界選手権ノーマルヒル戦で金メダルに輝いたピオトル・ジーワ(ポーランド)は、今日も4位で完璧なスタート位置につけた。ジーワも明日の試合ではメダル争いに加わってくるはずだ。
日本の佐藤慧一とスロベニアのペーター・プレウツは5位と6位に並び、好成績を収めた。
同じくオーストリアのダニエル・フーバーと小林陵侑も7位と8位で、納得の出来となった。
日本からは他に、佐藤幸椰が15位、小林潤志郎が36位で本戦進出を決めた。
世界選手権男子ラージヒル個人戦は、3月5日(金)17:00(日本時間 翌1:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。