01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
全リザルト » |
2月27日(土)、ノルディックスキー世界選手権オーバーストドルフ大会(ドイツ)で男子ノーマルヒル個人戦が行われ、ピオトル・ジーワ(ポーランド)が新王者になった。ジーワの金メダル獲得は予想外のことではあったが、公式練習や特に今日のトライアルで好調さを見せていたため、それ程驚くことではなかった。銀メダルはドイツのカール・ガイガー、銅メダルにはアンツェ・ラニセク(スロベニア)が続いた。
ピオトル・ジーワほどうまく喜びを表現できる人はいない。ワールドカップ通算2勝のジーワは、このビッグタイトル獲得をブレーキングトラックで仲間と共に思い切り祝った。
みんなの人気者、34歳のジーワは、「今日は一日中すごく良い感触を持っていたし、エネルギーに満ちているのを感じていた。最初からものすごく気分よくできていたから、特別なことが起こるような気がしていた」と、喜びを伝えた。
ジーワに続いて、地元のカール・ガイガーがビッグイベントでの強さをまたも証明した。ガイガーにとっては昨年12月のスキーフライング世界選手権での金メダル獲得を含め、浮き沈みの激しかった今シーズンだったが、今日は銀メダルをつかんだ。ノーマルヒルでの今日の活躍で、ガイガーの力量の広さが再確認された。
ホームのジャンプ台で成功を収めたガイガーは、試合が終わって30分経ってもまだ信じられない様子で、「こんな風になるとは思っていもいなかった。ものすごく良いジャンプを2本揃えることができた。今日の2位入賞をとても誇り思っているし、まだ圧倒されている」と、話した。
メダル候補として臨んだ選手の中で唯一表彰台に上がったアンツェ・ラニセク(スロベニア)は3位だった。
金メダル候補との呼び声が高かったハルヴォア=エグナー・グラネルード(ノルウェー)は、1回目で16位と伸びず、そこから目覚ましい追い上げを見せたものの最終的に表彰台には1.8ポイント足らず4位に終わった。
前回の2019年世界選手権ノーマルヒル戦では金メダルを獲ったダヴィド・クバツキー(ポーランド)が今回は5位、オーストリアの最上位だったミヒャエル・ハイボックは7位、シュテファン・クラフトは10位だった。
ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーは17位で、チームメイトのガイガーが2位入賞を果たしたことを喜んだ。
アイゼンビッヒラーは、「カール(ガイガー)がメダルをとって、ものすごく嬉しい。想定はしていなかったけど、カールは今日本当にうまくやった。残念ながら僕自身はあんまりうまくいかなかった。1回目からもううまく行かなくて、風の条件も良くなかったから落とされてしまって、うまくいかなかった。2回目では攻めていったけど、それも残念ながらうまく機能しなかった」と、試合を振り返った。
日本チームからは、小林陵侑が12位、佐藤幸椰が16位、佐藤慧一が21位、小林潤志郎が29位に入った。
スイスのシモン・アマンは20位、ファイナルラウンドに残ったもう一人のスイス人選手は今日30歳の誕生日を迎えたグレゴア・デシュヴァンデンで24位につけた。
2月28日(日)、スリリングな展開が予想される男女混合団体戦が17:00(日本時間 翌1:00)から始まる。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。