作成: 26.02.2021 22:59
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2021年世界選手権ノーマルヒル個人戦の金メダル候補はハルヴォア=エグナー・グラネルード(ノルウェー)だ。2月26日(金)の晩に予選が行われ、グラネルードは105.5m(144.2ポイント)のジャンプで、2位のアンツェ・ラニセク(スロベニア、103m、137.4ポイント)と、3位のシュテファン・クラフト(オーストリア、101.5m、134.4ポイント)に差を付けて1位となった。
ワールドカップ総合首位のグラネルードは、トレーニング3日目にしてオーバーストドルフのノーマルヒルで完璧なリズムをつかんだようだ。
27日(土)に開催される個人戦で金メダルをとろうと思う者は、グラネルードを超えなくてはならない。今季既にワールドカップ11勝を挙げたグラネルードにとっては、向かうところ敵なし、といったところだ。
Kommt wieder in Top--Form: Stefan Kraft aus Österreich
金曜の予選で一番グラネルードに近づいたのはスロベニアのアンツェ・ラニセクとオーストリアのシュテファン・クラフトだったが、グラネルード超えるまでには至らなかった。
グラネルードのチームメイト、ダニエル=アンドレ・タンデが今日の予選で4位に、佐藤幸椰は日本チーム最高の5位に入った。
ポーランドのカミル・ストッフとタイトル保持者のダヴィド・クバツキーは6位・7位と続いたが、グラネルードとの差は約13ポイントにもなっていた。ノーマルヒルでこの点差はかなりのものだ。
今日の予選で好印象だったのは10位に入ったロシアの若手ダニール・サドレフだ。これからの活躍が間違いなく楽しみだ。
ドイツ勢のトップだったのは11位のカール・ガイガー、マルクス・アイゼンビッヒラーはサッツでミスしたものの14位となった。ピウス・パシュケは16位だった。
日本チームからは、5位の佐藤幸椰の他に、小林陵侑が17位、佐藤慧一が18位、小林潤志郎が30位に入った。
2021年世界選手権のジャンプ男子最初の種目となるノーマルヒル個人戦は、2月27日(土)16:30(日本時間 翌0:30)から開催される予定となっている。
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。
Ganz stark: der Slowene Anze Lanisek