01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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1月6日(水)、オーストリア・ビショフスホーフェンで今季ジャンプ週間の最終戦が行われ、ポーランドのカミル・ストッフが素晴らしいジャンプを収めて、自己3度目となるジャンプ週間総合優勝を遂げた。
オリンピック金メダル3冠のストッフ(33歳)は、パウル=アウサーライトナー・ジャンプ台で無敵の強さだった。
ジャンプ週間の4試合目となる今日のビショフスホーフェン戦で、ストッフは139mと140mのジャンプで合計300.7ポイントを獲得し、次なるビックタイトルを危なげもなく獲得した。
ストッフは、「本当にとても嬉しい。ものすごく満足している。今はとにかくこの瞬間を満喫したい。明日はまた新しい一日が始まるし、新しいチャレンジが待っている。チーム全体にもお礼を言いたい。特にコーチには感謝を伝えたい。彼らは本当に素晴らしい仕事をしてくれている」と話した。
これでストッフはワールドカップ通算38勝目を挙げたことになり、あと1勝すれば、現在ポーランドの最多優勝記録を保持しているアダム・マリッシュに並ぶことになる。
ビショフスホーフェンで素晴らしいカムバックを果たしたのはノルウェーのマリウス・リンドヴィクだった。リンドヴィクはオーバーストドルフでの開幕戦で3位となっていたが、歯痛を訴え手術が必要となりガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦とインスブルック戦を欠場していた。今日の試合では137mと140.5mの強いジャンプで合計280.4ポイントを獲得して2位に入賞した。
リンドヴィクは、「今日は僕にとって本当に素晴らしい日になった。今日この結果を出せてとても嬉しい。これから続く試合でもこのようなジャンプをまた見せていけたら良いと思う」と意欲を見せた。
インスブルック戦では失意の結果となったカール・ガイガー(ドイツ)だったが、今日はまた挽回することができた。オーバーストドルフ出身のガイガーは、ジャンプ週間最終戦で138mと133.5mのジャンプを飛んで計277.3ポイントとなり、3位につけた。
ガイガーは今日の好成績で、ジャンプ週間総合でもポーランドのダヴィド・クバツキーを僅差ながら超え、2位に浮上した。クバツキーは今日15位にとどまった。
ノルウェーのハルヴォア=エグナー・グラネルードも、高い期待に最終戦では応えきれず12位となった。
現在ワールドカップ総合首位につけているグラネルードは、結局クバツキーにわずか0.4点差でジャンプ週間総合4位となり、表彰台入りさえ果たせなかった。
ガイガーは、「総合2位になれて、とても嬉しい。素晴らしい結果になった。4つのジャンプ台どれもが挑戦だったけど、インスブルックは特に厳しかった。今日は良いジャンプを見せることができて、僕にとっては良い締めくくりとなった。オーバーストドルフで好調にスタートできたのは誰にとっても驚きだったと思うけど、その後は浮き沈みの激しいジャンプ週間だった」 と話した。
ダヴィド・クバツキーも今日の試合を終えてこの上なく満足そうな様子で、「このようにジャンプ週間を終えることができてとても嬉しい。金のワシの総合優勝トロフィーはまたポーランドに来てくれたし、僕はカミル(ストッフ)と一緒に表彰台に上がって国歌斉唱することができた。今日の自分のジャンプにはあまり満足していない。最良の一日とは言えなかった。もしかしたらカミルが僕のご飯に何か盛ったかもね」と話した。
ホームのジャンプ台でシュテファン・クラフト(オーストリア)が4位につけ、他にもミヒャエル・ハイボックが6位、ダニエル・フーバーが10位で、オーストリアからトップ10に3人入り、上々のジャンプ週間最終戦となった。
ポーランドは、他にもピオトル・ジーワが7位、アンジェイ・ステカラが8位に入って、今回もまた優秀な団体成績となった。
日本勢のトップは9位の佐藤幸椰だった。小林陵侑が14位、佐藤慧一が16位、小林潤志郎が17位に入り、中村直幹は34位だった。
スキージャンプ男子のワールドカップは、早くも1月8日(金)から始まるティティゼー=ノイシュタット大会(ドイツ)へと続く。8日には予選が、そして土日には個人戦2試合が予定されている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。