01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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第69回スキージャンプ週間の最終戦は大いなる決戦になりそうだ。ジャンプ週間の4つ目、最終会場となるオーストリア・ビショフスホーフェンで1月5日(火)に予選が行われた。
今日の予選で1位だったポーランドのカミル・ストッフが、恐らくは今日3位のハルヴォア=エグナー・グラネルード(ノルウェー)を離し、ジャンプ週間総合優勝を決めるのだろう。恐らくは。
今季ジャンプ週間、最後の予選でカミル・ストッフは142.9ポイントをマークして1位になった。ストッフはいつも通り圧倒的なジャンプを収め、スキを見せなかった。そして明日の最終戦の予測に関しても、いつも通り慎重だった。
ストッフは、「今日の結果と明日どうなるかということは全く別の話。今日は素晴らしいジャンプを収めることができて、それについては喜んでいる。でも明日はまた新しい一日だし、また新たな挑戦となる。明日の試合でも、また自己最高のジャンプを見せられるようにしたい」と話した。ストッフは予選1位に贈られる賞金5,000ユーロを手にした。
予選2位はノルウェーのロバート・ヨハンソンだった。3位には同じくノルウェーのハルヴォア=エグナー・グラネルードが続いた。グラネルードとストッフの差はわずか0.7ポイントで、明日のファイナルでグラネルードはストッフの強敵となると見られている。
「今日の予選でのサッツと飛型はまあまあ上手くいったけど、着地がベストとは言い難かった。それでも良いジャンプだった。20ポイントの差を埋めるのも夢じゃないとは思うけど、それには僕が完璧なジャンプを2本揃えて、カミル(ストッフ)がちょっとしたミスでもしないと無理。でも可能性はまだある。明日も全力を尽くすつもり」と、ジャンプ週間総合得点で首位のストッフに20.6点差のグラネルードは話した。
しかしグラネルードにはストッフ以外にも超えるべき選手がいる。総合成績でグラネルードの前には5.4点差でストッフのチームメイト、ダヴィド・クバツキーも立ちはだかっている。今日の予選で6位だったクバツキーも黙ってグラネルードに抜かされるわけがない。
現在ワールドカップ首位につけているグラネルードにとって、明日は何とも難しい挑戦になるだろうが、チャンスはある。面白い試合になることは間違いない。
オーストリアの二人シュテファン・クラフトとダニエル・フーバーも4位と5位につけ、上々の予選結果を収めた。ミヒャエル・ハイボックも7位で好成績となった。
それに対して、スロベニアのアンツェ・ラニセクにとっては、かなり厳しい日になった。これまで好調だったラニセクはインスブルック戦で2位に入り、総合成績で6位につけているが、今日の予選で52位となって予選敗退となった。上位50人による明日の試合への出場権を得られず、これまで好成績だった総合成績を維持することも改善することも叶わなくなった。
日本チームからは、佐藤幸椰が9位、小林陵侑が12位、佐藤慧一が14位、中村直幹が47位、小林潤志郎が49位に入り、本戦進出を決めた。
オーストリアのヤン・ホアルは、今日の公式トレーニングで膝を負傷して予選に出られなかったが、予選が終わった頃にはオーストリアスキー連盟が、それ程ひどい怪我ではなかったと発表した。
「オーストリアスキー連盟所属スキージャンパーであるザルツブルク出身の22歳ヤン・ホアルは、ジャンプ週間ビショフスホーフェン大会の今日の公式練習中に怪我をしたが、ラートシュタット=オーバータウアーン病院での精密検査の結果、心配されていた右膝の半月板損傷ではないことが分かった。その代わり、ホアルはトレーニング1本目の着地時にスネの上部を痛め、軟骨にも損傷を受けた。1月9・10日のワールドカップ・ティティゼーノイシュタット大会に出られるかどうかはまだ分からないが、可能性はある」と連盟からの報告があった。
ジャンプ週間ファイナル、ビショフスホーフェン戦は1月6日(水)16:45(日本時間 翌0:45)から開催される予定となっている。
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。