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フライング世界選手権 アイゼンビッヒラーが予選1位

作成: 10.12.2020 19:09 / sk

12月10日(木)の夜、スキーフライング世界選手権プラニツァ大会(スロベニア)で個人戦の予選が行われ、優勝候補と見られているマルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)が鮮やかな飛翔で1位となった。

バイエルン出身のアイゼンビッヒラーは225.5mまで伸ばし、2位となったオーストリアのミヒャエル・ハイボック(242.5m)よりは短かったものの、ゲートが低かったのと、風の条件が悪く、その分のポイントが加算されて、文句なしの1位となった。
3位には現在ワールドカップ総合首位のハルヴォア=エグナー・グラネルド(ノルウェー)が入った。

 

第26回スキーフライング世界選手権の初日に予選を終えたアイゼンビッヒラーは、「今日のトレーニングは最初から最後までとても楽しくできた。すごく気分よくできた。風は思った通り少し後ろから吹いていて、3本とも会心のジャンプを揃えられた。今はここプラニツァでの試合を楽しみにしている」と、喜びを伝えた。

 

アイゼンビッヒラーの他にも、家族のための短い休場から戻ったカール・ガイガーも4位に入り、ドイツチームにとっては上々の結果となった。

 

タイトル保持者であるダニエル=アンドレ・タンデは5位で、ポーランドのトップだったカミル・ストッフが6位に続いた。

 

日本チームからは、佐藤幸椰が8位、小林陵侑が22位、佐藤慧一が24位、中村直幹が27位に入った。

 

新型コロナ感染を経て復帰したオーストリアのシュテファン・クラフトは、今日最初のトレーニングラウンドで239mまで伸ばし好調だったが、その後強い腰痛をうったえて、残りのラウンドには参加できず、クラフトにとっての世界選手権個人戦は終わってしまったことになる。クラフトが日曜(12月13日)の団体戦に参戦するかどうかは、まだ不明だ。

 

スイスチームは、コーチの一人がコロナ陽性との検査結果を受けて、現地スロベニアの行政規定に従ってチーム全体の参戦を見合わせることになった。スイスチームにとっては早くも世界選手権は終了となり、既に帰路についている。

 

同じくノルウェーのマリウス・リンドヴィクにとっても世界選手権は終了となった。リンドヴィクは「個人的な理由」から参戦を見合わせることになり、日曜の団体戦にも出ないことになった。

 

スキーフライング世界選手権の個人戦では、通常とは異なり、全4回のフライングで勝敗が決定する。そのうちの前半(ラウンド1・2)は明日12月11日(金)16:00(日本時間 翌0:00)から、後半(ラウンド3・4)は12日(土)の同じく16:00から開催される予定だ。

全ての飛翔は、いつも通り当サイトの「LIVEリザルト」で逐一追うことができる。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
247.0m
Eisenbichler, Markus (GER)
最短ジャンプ
174.5m
Maatta, Jarkko (FIN)
平均飛距離
205.8m
K点越えジャンプ
72.9%
ネーション数
14
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
5
Norwegen
Geiger, Karl
01.03.20
Lahti
Deutschland
28.11.20
Eisenbichler, Markus (GER) Ruka