01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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イタリア・プレダッツォで開催されているワールドカップ男子ヴァル・ディ・フィエンメ大会で、1月11日(土)に第1戦が行われ、ドイツ・オーバーストドルフ出身のカール・ガイガーが優勝した。第68回ジャンプ週間が終わって5日しかたっていない今日、29歳のガイガーは2本の素晴らしいジャンプを決めて、ワールドカップ総合首位に浮上した。2位はオーストリアのシュテファン・クラフト、3位はポーランドのダヴィド・クバツキーだった。
ガイガーは104.5mと103.5mのジャンプで両ラウンド共に最高点を獲得して、合計294.6ポイントとなり、102mと103mのジャンプで286.9ポイントを獲得したシュテファン・クラフトを抑えて快勝を決めた。
ダヴィド・クバツキーは1本目がうまくいかず、98.5mと104mで279.9ポイントとなり、3位に甘んじた。
カール・ガイガー、初めての黄色いゼッケン
この勝利でガイガーは、日本の小林陵侑(今日は26位)からワールドカップ(W杯)総合首位が着ける黄色いゼッケンを譲り受けた。
ガイガーは、「この黄色いゼッケンはとにかく特別なもので、本当に嬉しい。このゼッケンは取っておいて、自分の家の特別な場所に飾っておきたい」と、自己初のW杯総合首位を喜んだ。「僕のジャンプがこの冬これ程の安定を見せているのは、この上なく大事なこと。そのために僕達は長いこと努力してきた。その努力が今報われている」とガイガーは締めくくった。
シュテファン・クラフトは、「今日は素晴らしい試合で、とても満足している。 天候条件は完璧だったし、自分のジャンプもとても上手くいった。本当はラージヒル戦の方がもっと楽しくて好きだけど、今日のノーマルヒル戦も良かったし、もちろん楽しむことができた。明日はもう少し飛距離を伸ばしたい」と話した。
ダヴィド・クバツキーは試合後のインタビューで、「今日の1本目では変な条件に当たってしまって、ついていなかった。ジャンプ自体も自分が思ったようにはいかなかった。それでもトップ10に入れたし悪くはなかった。2本目はもっと上手くいって、表彰台に上がることができてとても満足している。明日は、自分の目標が実現できるように集中して臨めるようにしたい」と語った。
カミル・ストッフはチームメイトのクバツキーにわずか0.1点差で4位、ピオトル・ジーワは7位に入った。
好成績のドイツ勢
ドイツの若手、コンスタンティン・シュミード(20歳)は健闘の5位となり、今日の勝者ガイガーと、シュテファン・ライエ(6位)とピウス・パシュケ(8位)と共に、ドイツチームの堂々たる成績を喜ぶことができた。シュミードがワールドカップで表彰台に上がる日も遠くないだろう。
今日、ノルウェー勢のトップだったのは、ヨハン=アンドレ・フォアファングで9位だった。今季のジャンプ週間で頭角を現したノルウェーの若手、マリウス・リンドヴィクはジャンプスーツが規定外とされて失格となった。
W杯総合成績では、カール・ガイガーが719ポイントで首位、小林陵侑が649ポイントで2位、3位にはシュテファン・クラフト(619ポイント)が続いている。
W杯男子ヴァル・ディ・フィエンメ大会の第2戦は、1月12日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。