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ジャンプ週間インスブルック戦 リンドヴィクが2勝目

作成: 04.01.2020 17:08 / sk

ノルウェーのマリウス・リンドヴィク(21歳)が3日のうちに2度目の優勝を飾り、スキージャンプ界の予想をひっくり返した。1月4日(土)、オーストリア・インスブルックで、スキージャンプ週間の3試合目が行われ、リンドヴィクが、ポーランドのダヴィド・クバツキーとノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデを抑えて快勝を決めた。

インスブルックのベルクイーゼル・ジャンプ台に集まった2万人の観客は、難しい天候条件の中で繰り広げられたスキージャンプスリラーを目の当たりにした。

最後はノルウェーの新星、リンドヴィクが3日のうちに2度目の快挙を遂げた。133mと120.5mのジャンプで合計253.3ポイントを獲得したリンドヴィクが優勝した。

 

マリウス・リンドヴィクは試合後に、「ジャンプ週間の間に本調子を掴んだ。次のビショフスホーフェンでも、このままでいけると良い。今、総合成績を見ると楽しくなるけど、ダヴィド・クバツキーと僕の差は大きい。総合優勝のことはあまり考えないようにしたいけど、可能性は出てきた。まだビショフスホーフェンで飛んだことがないから、楽しくなりそう」と、話した。

 

前半の2試合で2度3位となっているダヴィド・クバツキーは、今日は2位だった。総合優勝を最有力視されている小林陵侑とドイツのカールガイガーは1本目で難しい条件に当たり多くの点を取りはぐれ、クバツキーがジャンプ週間総合首位の座に浮上した。

 

ジャンプ週間総合ランキングを見ると、クバツキーが830.7ポイントで首位、2位のマリウス・リンドヴィクはクバツキーに9.1点差、3位のカールガイガーは13.3点差で続いている。

論理的には小林陵侑も月曜の最終戦で優勝に手が届くチャンスはあるが、クバツキーとは13.7ポイント差となっている。

ビショフスホーフェンでの最終戦が、この上なくスリリングになることは間違いない。

 

カール・ガイガーは、「難しい試合だったし、僕のジャンプも高レベルとは言えなかったから、そうなるとすぐに厳しい結果となる。 2本目のジャンプはまた良くなったし、いくつかの点をうまくできた。ここでは思ったように行かなかった。今は少し後退してしまったけど、ビショフスホーフェンで良いジャンプを2本決めることができれば嬉しい」と、話した。

 

第68回ジャンプ週間は、早くも明日、1月5日(日)にビショフスホーフェンへ舞台を移し、15:00(日本時間23:00)には公式トレーニングが、16:30(日本時間 翌0:30)からは予選が行われることになっている。そして6日(月)には今季ジャンプ週間の最終戦が17:15(日本時間 翌1:15)から開催される予定だ。

 

全リザルト

ジャンプ週間:総合得点

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
133.0m
Lindvik, Marius (NOR)
Kubacki, Dawid (POL)
最短ジャンプ
100.5m
Hula, Stefan (POL)
平均飛距離
118.3m
K点越えジャンプ
52.5%
ネーション数
11
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
6
Österreich
Japan
Lindvik, Marius
01.01.20
Garmisch-Partenkirchen
Norwegen
01.01.20
Lindvik, Marius (NOR) Garmisch-Partenkirchen