01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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11月30日(土)、ワールドカップ男子ルカ大会(フィンランド)で個人戦が行われ、ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデが今季2試合目にして2勝目を挙げた。ルカのルカトゥントゥリ・ジャンプ台でタンデは282.5ポイントを獲得して、オーストリアのフィリップ・アッシェンヴァルト(273.3ポイント)を2位に、スロベニアのアンツェ・ラニセク(272.4ポイント)を3位に抑えて優勝した。
タンデにとってワールドカップ(W杯)通算7勝目、今季2勝目となった。
「今日は僕にとって良い試合になった。1本目は理想的とは言えないまでもトップから遠からずの出来だった。2本目は本当にうまくいった」と現スキーフライング世界選手権王者のタンデは喜びを伝え、「一番上に立つことができて素晴らしい気分。僕らが2月から始めた努力が今、報われた。このレベルをこれからも維持していけたらと思う」と話した。
フィリップ・アッシェンヴァルトにとっては、W杯で初の表彰台入りとなった。
アッシェンヴァルトは、「本当に満足している。表彰台に上がれたのはちょっと驚いたけど、今日の僕の2本目はかなりうまくいった。明日も最高のジャンプを決めて表彰台に上がれたら嬉しい」と語った。
スロベニアのアンツェ・ラニセクは、ヴィスワでの開幕戦で自己ベストとなる2位入賞を果たしており、その好調さを今日の3位で更に裏付けた。
「今日はジャンプ台の上ではほとんど風がなかった。こんなことはルカでは珍しい。自分の成績に満足している。まだ改善すべきところがあるのは自覚しているから、明日はそこをもっと良くできるようにしたい」とラニセクはインタビューに答えた。
失格者5人
氷点下の寒空のもとで行われた今日の試合では、5人もの失格者を出した。
1本目では、有望だったヨハン=アンドレ・フォアファングとロバート・ヨハンソンのノルウェー人選手2人が、FIS(国際スキー連盟)のマテリアルコントロールで、着用したジャンプスーツの通気性が規定外とされ失格となった。
ファイナルラウンドの後に行われた検査でも、2位と3位についていたマリウス・リンドヴィク(ノルウェー)とペーター・プレウツ(スロベニア)が同じ理由で失格となった。そして最後にスロベニアのアンツェ・セメニッチが最後のマテリアルコントロールで同じ運命とたどった。
そのため、フィリップ・アッシェンヴァルトとアンツェ・ラニセクが繰り上がりで表彰台に上がれることになった。
シュテファン・クラフトとダニエル・フーバー(共にオーストリア)は4位と5位入賞を喜び、前年の勝者小林陵侑は6位に入った。
ドイツ勢のトップはカール・ガイガーで7位だった。マルクス・アイゼンビッヒラー(独)は、前日の予選で転倒してを首を痛めながらもの参戦だったことを考えると、今日は23位でも上々の結果と言えるだろう。
日本勢からは、6位の小林陵侑の他には小林潤志郎が17位に入り、佐藤幸椰が32位、伊東大貴が35位、中村直幹が43位となった。
W杯ルカ大会の第2戦は、12月1日(日)16:30(日本時間 翌0:30)から開催される予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。