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グランプリ女子最終戦 クリツナーが初優勝

作成: 18.08.2019 12:26 / sk

2019年FISグランプリ女子最後となる第3戦が8月18日(日)チェコ・フレンシュタットで開催され、スロベニアのニカ・クリツナーが優勝した。クリツナーは104mと100.5m(計249.7ポイント)で、ドイツのユリアーネ・サイファート(101.5mと94m、計242.8ポイント)を2位に抑え優勝した。3位は同じくスロベニアのウルサ・ボガタイ(101.5mと96m、計237.3ポイント)だった。

ジュニア世界選手権の金メダリストでもある19歳のクリツナーにとって、今回がFISグランプリ初優勝となった。この夏はヒンターツァーテン戦で3位、クルシュベル戦で6位と既に好調さを見せていた。「初めてグランプリで優勝することができた。表彰台の一番上にあがるのはとても良い気分。今日は2本とも凄く良いジャンプができて、しかもバッケンレコードだった。難しい一試合のうちに、これ以上のことは望めないと思う。グランプリ総合優勝にも1点差で迫ることができた。高梨沙羅が2勝を挙げていたから負けてしまったけれど、本当に僅差だった」とクリツナーは話した。

 

スロベニア女子はフレンシュタットでの最終戦で、圧倒的な成績を収めた。今日の勝者ニカ・クリツナーを筆頭に、他に3人もが上位入賞を遂げた。ウルサ・ボガタイ、スペラ・ロゲリ、マヤ・ヴティッチが3位から5位に続いた。

 

ドイツのユリアーネ・サイファートだけが、唯一スロベニア勢に拮抗することができた。前半首位につけていたサイファートは最終的に健闘の2位となった。「今日2位になれて、とても満足している。2本目が1本目より上手くいかない傾向を克服するために、まだまだ頑張らなくてはいけない。この夏は短いシーズンだったけれど、とても満喫することができた」と、サイファートは試合後のインタビューに答えた。

 

ウルサ・ボガタイは3位入賞を喜び、「昨日のジャンプよりずっと良くなったし、3位になれて、とても嬉しい。私にとって短いながら大成功の夏で、自己最高の夏になった」と話した。

 

開催国チェコのカロリーナ・インドラコワはホームゲームで強さを見せた。21歳のインドラコワは6位に入り、自己最高成績を大きく塗り替えた。

ララ・マルシーナ(イタリア)が7位、ジョゼフーヌ・パニエ(フランス)が8位、アレクサンドラ・クストワ(ロシア)が9位、日本の茂野美咲がフレンシュタットのトップ10を締めくくった。

 

高梨沙羅グランプリ総合8連覇

クリツナーは、グランプリ総合首位の高梨沙羅と同点の200ポイントをマークしたが、高梨は2勝を挙げているため、2019年グランプリ総合2位となった。
そのため、高梨沙羅はFISグランプリ総合8連勝を決めたことになる。

グランプリ総合3位はドイツのユリアーネ・サイファート(172ポイント)だった。

 

全リザルト

2019年グランプリ女子:総合成績

 

女子ジャンプは、12月7日と8日に予定されているノルウェー・リレハンメルでのワールドカップ2019/20開幕戦へと続く。

女子ワールドカップ:2019/20シーズン日程

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。

 

ギャラリー

統計

最長不倒
104.0m
Vodan, Nika (SLO)
最短ジャンプ
62.5m
Maurer, Nicole (CAN)
平均飛距離
87.8m
K点越えジャンプ
32.9%
ネーション数
15
トップ10のネーション数
7
トップ30のベストネーション
6
Slowenien
Vodan, Nika
-
Slowenien
10.08.19
Zajc, Timi (SLO) Courchevel