01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
全リザルト » |
2019年FISグランプリ女子最後となる第3戦が8月18日(日)チェコ・フレンシュタットで開催され、スロベニアのニカ・クリツナーが優勝した。クリツナーは104mと100.5m(計249.7ポイント)で、ドイツのユリアーネ・サイファート(101.5mと94m、計242.8ポイント)を2位に抑え優勝した。3位は同じくスロベニアのウルサ・ボガタイ(101.5mと96m、計237.3ポイント)だった。
ジュニア世界選手権の金メダリストでもある19歳のクリツナーにとって、今回がFISグランプリ初優勝となった。この夏はヒンターツァーテン戦で3位、クルシュベル戦で6位と既に好調さを見せていた。「初めてグランプリで優勝することができた。表彰台の一番上にあがるのはとても良い気分。今日は2本とも凄く良いジャンプができて、しかもバッケンレコードだった。難しい一試合のうちに、これ以上のことは望めないと思う。グランプリ総合優勝にも1点差で迫ることができた。高梨沙羅が2勝を挙げていたから負けてしまったけれど、本当に僅差だった」とクリツナーは話した。
スロベニア女子はフレンシュタットでの最終戦で、圧倒的な成績を収めた。今日の勝者ニカ・クリツナーを筆頭に、他に3人もが上位入賞を遂げた。ウルサ・ボガタイ、スペラ・ロゲリ、マヤ・ヴティッチが3位から5位に続いた。
ドイツのユリアーネ・サイファートだけが、唯一スロベニア勢に拮抗することができた。前半首位につけていたサイファートは最終的に健闘の2位となった。「今日2位になれて、とても満足している。2本目が1本目より上手くいかない傾向を克服するために、まだまだ頑張らなくてはいけない。この夏は短いシーズンだったけれど、とても満喫することができた」と、サイファートは試合後のインタビューに答えた。
ウルサ・ボガタイは3位入賞を喜び、「昨日のジャンプよりずっと良くなったし、3位になれて、とても嬉しい。私にとって短いながら大成功の夏で、自己最高の夏になった」と話した。
開催国チェコのカロリーナ・インドラコワはホームゲームで強さを見せた。21歳のインドラコワは6位に入り、自己最高成績を大きく塗り替えた。
ララ・マルシーナ(イタリア)が7位、ジョゼフーヌ・パニエ(フランス)が8位、アレクサンドラ・クストワ(ロシア)が9位、日本の茂野美咲がフレンシュタットのトップ10を締めくくった。
高梨沙羅グランプリ総合8連覇
クリツナーは、グランプリ総合首位の高梨沙羅と同点の200ポイントをマークしたが、高梨は2勝を挙げているため、2019年グランプリ総合2位となった。
そのため、高梨沙羅はFISグランプリ総合8連勝を決めたことになる。
グランプリ総合3位はドイツのユリアーネ・サイファート(172ポイント)だった。
女子ジャンプは、12月7日と8日に予定されているノルウェー・リレハンメルでのワールドカップ2019/20開幕戦へと続く。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。