01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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2月27日(水)、ノルディックスキー世界選手権ゼーフェルト大会(オーストリア)のジャンプ女子ノーマルヒル個人戦が行われ、ノルウェーのマーレン・ルンビュが106.5mと104.5mのジャンプで合計259.6ポイントを獲得して金メダルに輝いた。銀メダルはドイツのカタリーナ・アルトハウス(259.1ポイント)、銅はオーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(247.6ポイント)だった。五輪金メダリストでもあるルンビュは、これ以上無い程の接戦となったファイナルラウンドで、最後はわずか0.5点差で勝利を手にした。
女子ジャンプでこれほどスリリングな試合がこれまであっただろうか。世界選手ゼーフェルト大会個人戦の素晴らしいファイナルは、選手達と観客の記憶に長くとどまることになるはずだ。
最終ジャンパーとして飛んだマーレン・ルンビュ(25歳)のジャンプが、思ったようにいかず、それがまた興奮を更に高めた。しかし最終的に、カタリーナ・アルトハウスを0.5点差上回る結果となり、僅差で勝利を決めた。
ルンビュは、「この試合を一年間ずっと楽しみにしていた。最後にこれだけ接戦になって余計良かった。でもカタリーナ(アルトハウス)がちょっと可哀想な気もする。今日は、やろうと思っていたことを上手く実現することができた。今日の私のジャンプは確かに完璧とは言えなかったと思うけど、それでも金メダルを獲ることができて、ものすごく嬉しい」と初めての世界選手権金メダルを獲った後に説明した。ルンビュは、ノルウェーの女子ジャンパーとして初めて世界選手権で金メダル獲得を達成した。
ルンビュの最終ジャンプが首位を逃したかのように見えたため、カタリーナ・アルトハウスは世界選手権の金メダルを最後まで夢見ることができた。
「マーレン(ルンビュ)のジャンプの後、リーダーズボードに立っている時、勝利に届いてくれればと祈っていた。でも、銀メダルでもものすごく嬉しい。とにかくマーレンのジャンプは本当にうまいから」と、アルトハウスは話した。平昌冬季五輪でも、アルトハウスはルンビュに抑えられて、銀メダルに終わっていた。
ベテランのダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)は、1回目の8位から、2回目でみごとな追い上げを見せて3位入賞となった。
イラシュコ=シュトルツは、「2本目のジャンプは相当リスキーなものだった。かなりの飛距離となるか、60mで落ちるかどっちかだと思っていた。いつもだったら、こうは上手くいかないけれど、今日は運を味方につけることができた。治ったとは言え肺炎の後で完全に力を取り戻してはいないこともあるから、このメダルはとても大事な意味が有る」と説明した。
惜しくもメダルを逃したのはドイツのユリアーネ・サイファートだった。サイファートは1本目ではまだ3位につけていた。しかし2本目では、イラシュコ=シュトルツに対してポイントを取りきれず、最終的には4位となった。
オーストリアのエヴァ・ピンケルニッヒが5位、高梨沙羅は6位に入り好成績となったが、この二人ももっと上を狙えたかも知れない。
スロベニア二人、ニカ・クリツナーとウルサ・ボガタイも好調で7位・8位に並んだ。
日本チームからは、6位の高梨の他に、伊藤有希が15位、丸山希が17位、勢籐優花は28位に入った。
ジャンプ女子が参加する世界選手権最後の種目は、3月2日(土)に行われる男女混合団体戦となる。試合は16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。