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W杯ヴィリンゲン個人戦 ガイガーVで地元沸く、陵侑3位

作成: 16.02.2019 18:07 / sk

2月16日(土)夕方に行われたワールドカップ(W杯)男子ヴィリンゲン大会個人第1戦で、オーバーストドルフ出身のカール・ガイガー(独)が通算2勝目を挙げ、ヴィリンゲンの会場を沸かした。2万3千5百人の観客が盛り上がる中、ポーランドのカミル・シュトッホが2位、W杯総合首位の小林陵侑が3位に入った。春の陽気の晴れ渡る空のもと、平和なスキージャンプの祭りを大勢の観客が祝った。

ヴィリンゲンのミューレンコップフ・ジャンプ台で、ガイガーは142mと今日の最長飛距離となった150.5mのジャンプで合計311.1ポイントを獲得した。26歳のガイガーは、2位のシュトッホに4点差、3位の小林には6.4点差だった。
「まだ震えが止まらない感じがする。2本目のジャンプの後からアドレナリンが出っぱなし。今日は信じられないような試合だった。本当にすごかった。明日の目標は、もう一度今日の様なジャンプを2本揃えること。その結果がどうなるかは見てみないと分からない。今日はとにかくすごかった。ものすごく楽しかったけど、もちろん毎日がこんなに上手くいくとは限らないというのは分かっている」と勝利を挙げたガイガーは喜びを伝えた。ガイガーにとっては去年12月のスイス・エンゲルベルク戦以来のW杯2勝目だった。

 

2位入賞のカミル・シュトッホは、「今日の成績に満足している。全力を尽くした。ジャンプは2本とも上手くいった。反省点が有るとすれば2本目の着地。そこはもっと上手く出来てもよかった」と説明した。
ポーランドチームからは、シュトッホの他にも、ピオトル・ジーラとダヴィド・クバツキーも4位と5位に入り、今回もトップの団体成績を収めた。しかし、ヤクブ・ヴォルニとマチェイ・コットは33位と37位で、上位30人による2本目に進めなかった。


この二人のポーランド人選手と同じ運命をたどったのは、意外にもシュテファン・ライエとマルクス・アイゼンビッヒラーのドイツ人選手二人だった。この二人はいつもならファイナルラウンドに当然入るところだが、今日のヴィリンゲン個人戦では35位と36位で1本目で敗退となった。
今日の勝者ガイガーはこの二人のチームメイトの敗退について、「ヴィリンゲンのこのジャンプ台では、ちょっとしたミスでも、すぐ大失敗ジャンプにつながってしまう。でも二人とも明日はまた上を狙ってくると信じている」と話した。


スイスチームは、キリアン・パイアーが8位、シモン・アマンが15位で好成績となった。
シモン・アマンは、1本目の飛距離と喜びのスタイルで彼が最も強かった頃を思い起こさせた。世界選手権を前に、アマンはうまく調子を合わせて来たようだ。


W杯個人総合得点では、日本の小林陵侑が1,520ポイントで引き続き首位に立っている。2位はカミル・シュトッホ(1,109ポイント)、3位はオーストリアのシュテファン・クラフト(991ポイント)となっている。


ヴィリンゲン大会の個人戦2試合目は、2月17日(日)15:15(日本時間23:15)から開催される予定だ。快晴に恵まれる予報となっており、2万人以上の観客の来場を予定している。

 

全リザルト

ヴィリンゲン5:総合成績

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

関連トピック

統計

最長不倒
150.5m
Geiger, Karl (GER)
最短ジャンプ
104.5m
Alamommo, Andreas (FIN)
平均飛距離
131.5m
K点越えジャンプ
72.7%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
7
トップ30のベストネーション
5
Slowenien
Geiger, Karl
15.12.18
Engelberg
Deutschland
09.02.19
Ljubno