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W杯ラハティ個人戦 シュトッホ圧勝、小林陵侑2位

作成: 10.02.2019 18:17 / sk

スキージャンプワールドカップ男子ラハティ大会(フィンランド)の個人戦が2月10日(日)の夕方に行われ、カミル・シュトッホが優勝した。ポーランドのスーパースター、シュトッホは、2位の小林陵侑に17.2点もの差をつけて圧勝し、絶好調であることを強調した。3位はノルウェーのロバート・ヨハンソンだった。

先週の日曜(2月3日)のオーバーストドルフ戦で今シーズン初優勝を遂げた31歳のシュトッホは、今日再び圧倒的なジャンプを見せてワールドカップ(W杯)通算33勝目を祝った。好調のシュトッホは、10日後に始まるノルディックスキー世界選手権ゼーフェルト大会(オーストリア)でも本命視されている。
シュトッホは、「僕にとって素晴らしい試合となった。今日のジャンプがうまくいって嬉しい。昨日の団体戦の後、何かが足りない気がして、自分のジャンプをコーチと一緒に分析した。それで一つの解決策をみつけ、今日は良い感触を取り戻した。試技の時にはもう大丈夫そうだと思った」と、試合後に自分の勝利を分析した。


2位に入賞した小林陵侑は、再び納得の出来を見せ、W杯総合のダントツ首位の座を守った。
「今日はジャンプもうまくいったし、本当に楽しかった。とにかくいつも試合に集中できるようにと心がけていて、それが安定した好調さの秘訣だと思う」と、通算(全て今シーズン)14回目の表彰台入りを果たした小林陵侑はインタビューに答えた。

 

ヘッドコーチのアレックス・シュトックル率いるノルウェーチームにとっては悲運が重なった今週末のラハティ大会だったが、最後は喜ばしい締めくくりの日となった。二人が負傷し、前日の団体戦では9位に終わったノルウェーだったが、今日は上位7位までに3人もの選手が入った。ハルヴォア=エグナー・グラネルドが5位、ヨハン=アンドレ・フォアファングが7位につけ、ロバート・ヨハンソンは3位入賞を喜んだ。
「僕にとって良い試合になった。これまでは、ここラハティではいつも助走が難点だったけれど、今日はそれが上手くいって良い気分。本当は好調なのに、安定しないのが問題で、その点について今は努力している。忍耐強くいられるように、そしてトレーニング中にできていることを試合でも発揮できると自信を持てるよう心がけている」とロバート・ヨハンソンは話した。


ドイツ勢のトップは6位のカール・ガイガーだった。マーティン・ハマンが15位、シュテファン・ライエ16位、リヒャルト・フライタークは19位で納得の成績を収めた。アンドレアス・ヴェリンガーとコンスタンティン・シュミットは32位と33位で、上位30人によるファイナルラウンドに進めなかった。


10日(日)のラハティ戦は難しい天候条件の中で行われ、上位につくにはちょっとの運も必要だった。
今日その運に見放されたのは、例えばシュトッホの同胞、ダヴィド・クバツキーだった。クバツキーは2本目で相当不利な条件に当たり、1本目の9位から最終的に28位まで順位を落としてしまった。


W杯個人総合では、1,460ポイントの小林陵侑が引き続き大差をつけての首位、2位にカミル・シュトッホ(1,029ポイント)、3位にはオーストリアのシュテファン・クラフト(967ポイント)が続いている。


スキージャンプ・ワールドカップ男子は来週末(2/15~17)、3試合が予定されているドイツ・ヴィリンゲンへと舞台を移すことになる。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
132.5m
Stoch, Kamil (POL)
最短ジャンプ
89.0m
Nomme, Martti (EST)
平均飛距離
113.6m
K点越えジャンプ
59.5%
ネーション数
13
トップ10のネーション数
7
トップ30のベストネーション
7
Österreich
Stoch, Kamil
03.02.19
Oberstdorf
Polen
03.02.19
Stoch, Kamil (POL) Oberstdorf