01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
全リザルト » |
ドイツのカタリーナ・アルトハウスが、フランス・プレマノンのヒルサイズ90mのジャンプ台で初めて行なわれたワールドカップ女子大会で優勝した。ファイナルラウンドでアルトハウスは今日最長の94.5mのジャンプを決めて新ヒルレコードを樹立した。2位は日本の高梨沙羅、3位はスロベニアのエマ・クリネッチだった。
アルトハウスはファーストラウンドでは2位だったが、前半でずっと頂点にいた高梨沙羅を追い抜くことができた。2本目の最長ジャンプで、アルトハウスは高梨に約10点もの差をつけた。「この場で飛べるのは素晴らしいこと。天気は一日中良かったし、雰囲気もすごく良かった。私の1本目のジャンプは悪くなかったけれど完璧とは言えなかった。でも2本目はとてもうまく決まって、今日勝利できてすごく嬉しい」とアルトハウスは喜びを伝えた。
高梨沙羅にとっては、リレハンメル初戦での3位に続き、今季2度目の表彰台入りだった。
「プレマノンが好き。周りも綺麗だし良いジャンプ台だと思う。自分の技術はジャンプごとに良くなっているし、今日の結果を嬉しく思う」と、高梨沙羅は充実した一日を終えて話した。
エマ・クリネッチは1本目では4位につけていたが、2本目で88.5mの飛翔を決めて3位(247.5ポイント)まで追い上げた。「プレマノンは素晴らしい!とっても嬉しい。ここにはたくさん雪もあるし、試合の雰囲気も良かった。1本目はかなりまずかった。2本目はずっと良くなった。それでもまだ課題は残っている。3位入賞はとても良い成績。カタリーナ(アルトハウス)と沙羅(高梨)におめでとうと言いたい」とクリネッチはインタビューに答えた。
クリネッチの他にもニカ・クリツナーが5位(239.9ポイント)、ウルサ・ボガタイも6位(225.4ポイント)に続き、スロベニアチームにとっては好成績の一日となった。
ロシアの二人、リディア・ヤコブレワとソフィア・チコノヴァがそれぞれ4位と8位で、トップ10入りを果たした。
今日のドイツ勢2番手は、7位に入ったカリーナ・フォクトだった。オリンピック金メダリストのマーレン・ルンビュ(ノルウェー)は、1本目の13位から、ファイナルで9位まで追い上げた。
日本の伊藤有希が10位でトップ10を締めくくった。
主催国フランスのトップは14位のルシル・モラだった。若手のジョゼフィーヌ・パニエは30位で初めてのW杯ポイント獲得を果たした。
キャラ・ホルツルは1本目では26位だったのが、11位まで追い上げ、オーストリア勢トップの成績を収めた。同じくオーストリアのリサ・エダーは、自己3度目となるファイナルラウンド進出を遂げて、今日は20位になった。オーストリアのエース、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツは、1本目で良いジャンプを決めたものの、スキーの長さが規定外で失格となった。
今日の試合は素晴らしい天候条件のもとで行なわれた。先週末のドイツ・ティティゼーノイシュタット大会は温暖で荒れた天気のため中止を余儀なくされたが、フランスで初めて開催されるジャンプ女子のワールドカップ大会には冬が間に合ってくれた。
W杯女子プレマノン大会の第2戦は、12月16日(日)11:00(日本時間19:00)から開催される予定だ(予選は9:45、日本時間17:45から開催)。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。