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W杯男子ルカ大会第1戦 小林陵侑初優勝!

作成: 24.11.2018 18:59 / sk

11月24日(土)、ワールドカップ男子ルカ大会(フィンランド)スキージャンプ第1戦が行なわれ、22歳の日本人、小林陵侑が優勝した。悪天候のため遅延に続く遅延で、待機時間の多い、長い一日となったが、小林が優勝し、2位・3位はカミル・シュトッホとピオトル・ジーラのポーランド勢が続いた。

日本の若手、小林兄弟の弟の陵侑にとっては、これが初のワールドカップ(W杯)優勝となり、合計160ポイントでW杯総合首位に躍り出た。

小林陵侑は、「今日は本当に長い一日だった。自分のジャンプがうまくいって嬉しい。明日もまた好成績が出せるようにしたい」と、W杯初優勝を決めた後のインタビューに答えた。

ポーランドチームは、カミル・シュトッホが2位、ピオトル・ジーラが3位に入って、またしても好成績を収めた。
カミル・シュトッホは、「陵侑に心からおめでとうと言いたい。彼は本当に素晴らしいジャンプを見せている。今日は長くて厳しい一日で、一日中待たされた感じだった。それでも自分の集中力を切らさずにいられたのは良かった。僕のジャンプはうまくいったし、今日の成績にもとても満足している。明日は、フェアで良好な天候条件であることを祈っている」と話した。

今日の最長不倒を飛んだのは、若いスタート番号21番のスロベニアのドーメン・プレウツ(2016年ルカ戦の勝者)で146mまで伸ばした。最終的にドーメン・プレウツは4位となった。プレウツの他にもスロベニアチームからは、ティミ・ザイツが7位、アンツェ・ラニセクが10位となりトップ10入りを果たした。ゴラス・ベルトンセリが率いる新生スロベニアチームは好成績を見せた。

ドイツチームにとっても喜ばしい結果となった。カール・ガイガーが5位、アンドレアス・ヴェリンガーが9位、マルクス・アイゼンビッヒラーが15位、シュテファン・ライエが16位、リヒャルト・フライタークが21位と、みんなが好成績を出し、いつ誰が表彰台入りしてもおかしくない状況だ。更に、怪我から復帰したセヴェリン・フロインドも29位と好印象を残した。ドイツはチームとして、これまでになく強い。

それに対し、なかなか思うようにいかないのはノルウェーだ。ロバート・ヨハンソンが今日のトップで8位だった。
オーストリアもこれまでの順位に満足していないだろう。今日、オーストリア勢のトップだったのは、12位のグレゴア・シュリレンツァウアーだ。「ルカの設備はかなり素晴らしくて、このジャンプ台は本当にイイ。でもここでは、ある程度、風の運も必要というのは周知のこと。1ラウンドしかできなかったのは残念。安定したジャンプができて満足している。この調子で更に良い方向に持っていきたい。今は一回落ち着いて、明日を楽しみにしたい」とシュリレンツァウアーは試合後に話した。

ブルガリアのヴラディミール・ゾグラフスキーは素晴らしいパフォーマンスを見せた。ゾフラフスキーは若い番号23で飛んだ利点を生かして自己最高成績となる6位に入った。

今日の試合に先立って予定されていた公式トレーニングと予選は、秒速11mの強風のせいで遅延を繰り返した。最終的に予選は完全に中止となり、全65人が1本勝負で競技することになった。そしてこの審判団の戦略は功を奏し、現地時間18:50と改めて設定された開始時間からは、試合は中断も待ち時間もなく行なうことができた。

W杯総合得点では、小林陵侑が160ポイントで首位、カミル・シュトッホ(130ポイント)で2位、3位がロシアのイエフゲニー・クリモフ(100ポイント)となっている。
国別総合得点では、ポーランドチームが707ポイントで1位、2位がドイツ(645ポイント)、3位が日本(439ポイント)と続いている。

W杯ルカ大会第2戦は、11月25日(日)17:00(現地時間18:00、日本時間 翌1:00)から開催される予定だ。

全リザルト

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
146.0m
Prevc, Domen (SLO)
最短ジャンプ
88.0m
Kytosaho, Niko (FIN)
平均飛距離
121.2m
K点越えジャンプ
65.6%
ネーション数
15
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
6
Deutschland
Kobayashi, Ryoyu
25.08.18
Hakuba
Japan
08.09.18
Chaikovsky