01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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3月25日(日)、今シーズンのスキージャンプ女子ワールドカップ最終戦となるオーバーストドルフ大会(ドイツ)第2戦が行なわれ、日本の高梨沙羅が99mと102.5mのジャンプで合計250.4ポイントを獲得して優勝した。2位はオーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(238.8ポイント)、3位はノルウェーのマーレン・ルンビュ(231.0ポイント)だった。
今週末のオーバーストドルフ大会で2連勝を飾った高梨沙羅は、これでワールドカップ(W杯)通算55勝となり、スキージャンプのW杯歴代最多勝利数記録を伸ばした。
高梨沙羅は、「今週末、この結果を出せてとても嬉しい。今日の試合についても、とても満足している。今シーズン、マーレン(ルンビュ)とカタリーナ(アルトハウス、独)はとても強かったから、W杯総合3位でもすごいことだと思う」と話した。
今日の試合の表彰台には、昨日のオーバストドルフ第1戦と同じ顔ぶれが並んだ。
オーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツが再び2位に入った。「ここオーバーストドルフではいつも好調に飛べるけど、今日もかなり良いジャンプを収めることができた。今はこれから先のことを楽しみにしている。夏も厳しい鍛錬をして、次のシーズンもまた参戦したい」と、意欲を示した。
ノルウェーのマーレン・ルンビュは、1本目では5位だったが、ファイナルラウンドの好ジャンプで追い上げて表彰台をものにした。
ルンビュは、「本当に素晴らしかった。今シーズンがこんなに順調にいって、少し驚いている。成績を上げることができたのは、5〜6年前から男子と一緒にトレーニングをしているからだと思う。今は技術的にも良くなっているし、今年はもっと安定していた」と語った。
日本チームからはトップ10に3人のジャンパーが入り、上々の一日となった。勢籐優花が4位、伊藤有希が6位だった。
スロベニアのウルサ・ボガタイは今季の自己ベストとなる5位入賞を果たした。
開催国ドイツは、カタリーナ・アルトハウスが7位、カリーナ・フォクトとラモーナ・シュトラウプが同点で8位、 ユリアーネ・サイファートが10位と4人並んで、トップ10を締めくくった。
ノルウェーのマーレン・ルンビュは、このオーバーストドルフでのシーズンファイナルを前にして、既にW杯個人総合優勝を確実なものとしていた。
ルンビュは、今シーズンの全15試合で表彰台に上がっており、9勝を挙げ、合計1,340ポイントを獲得した。
ドイツのカタリーナ・アルトハウスが928ポイントで総合2位、日本の高梨沙羅が916ポイントで3位に続いた。
高梨は8回表彰台入りを果たし、そのうちの2回は勝利を飾った。
地元の観客を前に、ドイツは2,952ポイントでネーションズカップ(国別総合)優勝を祝った。日本チームが2位、ノルウェーが3位だった。日本は最終的にドイツに5ポイント差(2,947ポイント)で首位を逃した。ノルウェーは2,037ポイントだった。
ドイツのヘッドコーチ、アンドレアス・バウアーは、「ネーションズカップを獲れたことは、スキー連盟とドイツ女子ジャンプとって大きな意味を持つ。このタイトルを今回初めて手にすることができた。この7年間、チームと一緒にたくさん鍛錬をしてきた。ジャンパー達はもちろんのこと、アシスタントや理学療法士達、それに私達と一緒にやってきてくれた一人一人のことを誇りに思う」と話した。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。